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Channel: 特撮大魔王のオタク趣味満喫日記
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C83 二日目レポの続き!

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HDK!今日中に更新するとかほざいておいて結局しなかった嘘つき野郎、特撮大魔王でございます!

てなわけで、前回の続きとしてレイヤーさん方の写真を載せまくりま~す。

 

前回の記事の最後に載せました、リンなミクの人とご一緒になっていた、この人もミクさん。

 

歩いていたら、今月までのお勤めのキュアマーチさんも。あと4週間頑張れ!(この人に言ってもね~)

 

一つ飛んでまたまたボーカロイド、巡音ルカと…確か、「がくっぽいど」と仰っていたような。
ボーカロイドは全部把握しているわけではないので…

 

またまた素晴らしい再現度!「聖☆お兄さん」のイエスとブッダww
まるで漫画から飛び出してきたようです(゜ロ゜)

で…なんかまたパソコンの調子が悪いのでこの続きはまた明日…今度こそ約束は守りたい。


C82 またまたコスプレイヤーさんの皆様です!

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はいどうも!

「明日更新する」って一昨日ほざいておきながらしなかった嘘つき野郎、特撮大魔王でございます!


二日目のコスプレイヤーさん方の写真、今日で消化しきります!

 

こちら、最近真ん中の人以外のメディアでの出番が少ない気がする「ザ☆ドラえもんズ」の皆さん!ドラニーニョさん、ミニどら焼きありがとうございました。

 

「TIGER&BUNNY」から、ワイルドタイガー&バーナビー&折紙サイクロン!

こういう「ガワ」って見ているとなんだか心が癒されます。多分俺だけの話だけど。

 

そしてその近くでこんな人いました 「聖闘士星矢」、ドラゴンの紫龍
やっぱり全部手作りでやっていらっしゃるんでしょうか、とにかくすごい完成度。

 

と、後ろを向くとそこには海軍大将、黄猿が!
「まだまだ」とご本人様は仰っていましたが、いえいえ!十分すごいですよ、伊呂波さん

 

今度は絶賛放送中の「仮面ライダーウィザード」の、晴人&凛子ちゃん&瞬平
ちょっと瞬平が太めなのが気になりますが…ま、いっか!


で、そろそろ外周を回るのも疲れてきたので屋内のコス広場へ。
そしたらいました、すごい人。

 

バアアアアアンッ!モモタロス!!

東映の撮影所から借りてきたのかと質問したくなるようなクオリティ。
もし手作りなら、どうやって作ったのか気になるところです。

で、トリを飾るのは…

 

「ONE PIECE」から、悪役だった時のニコ・ロビン
セクシー…もとい寒そうです。yaeさん、いいものを見せていただきましたウヘヘ

yaeさんを撮った所で、カメラのバッテリーが切れたのでこの日は引き上げ。最後の戦いのため英気を養う私であった…

※一般の方の肖像権に配慮して、一部画像には加工を施しました。また、その過程で容量が増え、載せようと思った写真を一部アップできませんでした。

画像の加工などがあるので、明日に3日目の話をするのは多分できないと思います…

ではノシ

りんちゃんさんはクリスマスがお嫌い?

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HDK!C83の3日目コスプレ写真をいつまでたってもアップしようとしない不誠実マン、特撮大魔王でございます!

pixivにて去年のクリスマスに投稿いたしました、りんちゃんさんがキレまくるお話を転載しま~す!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

12月25日。

植木等、武井咲、バカボンのパパ、「ルパン三世」の銭形警部の誕生日。
チャールズ・チャップリンが死んだ日。

2012年もあと6日。

…クリスマス。

………………………………………………………………

…憂鬱だ。


あたしは夏木りん。1993年4月5日生まれ。19歳。

クリスマスほど、あたしにとって忌々しい日はない。

いや、正確に言うなら、気に入らないのは

周りの皆が「恋人」と一緒に「クリスマスである」と言って出かけていて、
自分ひとりだけ相手がいないという状況


と言うべきだろう。

あたしにはとても仲が良い友達が5人いる。

一人は「運び屋」を職業とする男と恋愛関係にあり、
でよく遊びに行くアクセサリーショップの店長と恋仲になった子もいる。

あたしの幼馴染は中学の時の国語の先生とラブラブだし、
最後に残っている二人に至っては、なんと女同士でカップルになってしまった。


で、一方あたしはというと…

惚れた美形の男に限って既婚者だったり、
悪の組織の大幹部だったりで、
恋など一度たりとも実ったことがない。

学校はずっと女子高だったし、
大学生になってからも目ぼしい男には必ず「先客」がいた。

所謂「年齢=恋人いない歴」だ。


周りの皆が揃って自分とは逆に「リア充」なだけに、余計惨めになる。
本人に悪気はないのだろうけど、恋人との悩みを相談された時には本気で殴りたくなった。
自分より背の高い人に、背が低いのが悩みだ言われた気分だ。厭味かよ。


「恋人が欲しい」とサンタクロースに頼もうにも、あたしはもう「子供」と呼べる年齢じゃあない。

そういうわけで、クリスマスなんて、大嫌いだ。

口には出さないが、つくづく思う。

「リア充爆発しろ」と。

12月25日。
あたしが通う大学はよりによって今日から冬休みに突入した。
今日は我が家である花屋もお休み。ヒマだ。
みんなを遊びに誘ってみたが、
案の定というかなんというか、答えは同じだった。

「デートだからダメ」


…リア充爆発しろ。



ムカついたのでとりあえず街に出てみる。
が、案の定あちこちクリスマス一色で彩られた街があたしを迎えてきた。
周りを見てみれば、右も左も「恋人」だらけ。
…余計ムカついた。


り「ダアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!リア充どもがあああ亜亞呼嗚!!一人残らず爆発しろオオヲヲ!!!」



思わず腹のそこに溜まった鬱屈を公衆の面前でぶちまけた。







だが、次の瞬間自分のやったことを後悔した。

「リア充」どもが、賞味期限が切れたコンビニ弁当でも見るかのように、冷たい、残酷な目で見てきたのだ。
「かわいそうだけど、このまま食べられることもなく捨てられていく運命なのね」って感じの目で。

視線が痛い。リア充どもの、私を蔑む目線が痛い。

「…うわああああああああああああん!!!!!」


私は大粒の涙を流して何処へ行くともなく走った。

もう嫌だ。なんか色々嫌だ。そう思いながらフラフラ歩いていると、
人にぶつかった。

「何すんのよ!痛いじゃない!」
「…大丈夫ですか?」


ぶつかった拍子に転んでしまったあたしに、少しあたしより背の低い男の人が手を伸ばしてくれた。
…しかも、なかなかのイケメンだった。

「…ありがとうございます…」

モジモジしながらその手をつかもうとした所で、
またもや気づいてしまった。

そのイケメンさんまで彼女を連れていたことに。
しかも、超美人の(ゴスメイクをしていたのが気になったけど)。

「…うわああああああああああああああんッッ!!!!」



本日二度目の号泣。
あたしは差し出された手をはたき、再び走り出した。


「…流星さん、今のって…?」
「…さあ…?何かあの人の気に触れるようなことでもしたかな…?」
「わかんない…流星さん、行こう♪」
「そうだな…友子はどこ行きたい?」


あたしの八つ当たりを受けた二人は、何があたしを怒らせたのか分からなかったみたいだけど、二人の声はあたしの耳には届いていなかった。


どいつもこいつもリア充になって、
なんであたしだけいつまでたってもなれないのよ!

なんでよ…
なんでよ…

なんでよ!!!!

泣きじゃくりながら、あたしはトボトボと家に帰っていった。


こうして、私の「クルシミマス」は今年も過ぎていった。

しかし、

一年後、あたしの21回目のクリスマスが人生最高のクリスマスになることなど、
そして8ヶ月早いクリスマスプレゼントが私に届けられることなど、

この時の自分には知る由もなかった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


はい、全国の非リア充の代表としてりんちゃんさんに思いっ切り暴れてもらいました!ごめんな!

pixivにはもう一個新作が載っているのですが、こっちに転載されるのを待てないという方は、上のURLから行けるので、よろしく!

皆さんの力を貸して下さい(>人<;)

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皆さんこんばんは、特撮大魔王です。

2月もいよいよ終盤に差し掛かり、花粉が飛び始めて外に出るのが億劫になる今日このごろ、いかがお過ごしでしょうか。

キョウリュウジャーが始まり、還暦まで1年を切ってもまだまだ元気な千葉繁さんの凄さにビックリしたり、ドキプリの「キュアラビーズ」を見て「ウィザードリングと絡められないかな」と思いついたり、何かと慌ただしい2月ですが、これを乗り切ったらドキプリの中で誰を「嫁」にするかゆっくり決めましょう。

さて、突然ですみませんが、実は皆さんのお助けを借りたいことがありまして

現在pixivにて執筆中&こっちにも時間差で転載している「オールライダー&プリキュアオールスターズ サザエさん時空じゃない方」にて、行き詰まっている所があり、皆さんの助言をいただきたいのです。

既にご存知とは思いますが、私の「AR&PAS」ではリアルタイムで歴代ライダーやプリキュアの登場人物が年齢を重ねており、進学したり、身長が伸びたりしています。

私はわりと公式には忠実であろうとする主義で、年齢や身長、職業などもしっかりとオリジンから外れないように注意しています。

しかし、元の設定に忠実でいようとすると、仮面ライダーとして登場させられないキャラクターがおり、困っています。


どう扱えばいいか困っているのは、「クウガ」の五代雄介、「龍騎」の全ライダー、「555」の乾巧、「剣」の剣崎一真です。

説明のしやすさの都合で、なぜ困っているのか、巧から説明します。

巧は最終回で木場によって「オルフェノクの死の運命の謎を解明する」という目的で人工的に寿命を縮められており、「せめて死ぬ時くらい僕の役に立ってくれ」という木場の台詞を見ると、木場は巧がすぐにでも死ぬように寿命を縮めたと考えられます。オルフェノク歴が長いこともあるので、そんなに先は長くないでしょう。

「555」の物語が終わってからおよそ9年の月日が流れた今、
彼がまだ生きていると考えるのには無理があります。
巧は2013年時点でこの世にいないと考えると、ファイズの登場はかなり難しくなります。

巧は「そもそも死んでいるのでは?」という形で困っているタイプですが、他の三人は「最終回で変身能力を失っている」という形で私を悩ませているパターンです。

五代雄介はアマダムをダグバとの戦いで壊されていて、彼はもうクウガには変身できません。
かといって出番がないのも可哀想なので、五代は「存在感抜群の一般人」として登場させ、「ディケイド」の小野寺ユウスケが変身するクウガを出す、というのが考えられますが、それだと五代の扱いが悪くなってしまいます。

「龍騎」の物語は最終回で時間が巻き戻され、「城戸真司が仮面ライダー龍騎だった」という事実が、ひいては「龍騎」の物語そのものがなかったことになっています
「龍騎なんてライダー、最初からいなかったのよ(by mktn)」では登場させようがありません。一番私の頭を悩ませています。

最後に剣崎ですが、彼は最終回で二人目のジョーカーと化しており、「バトルファイトは永遠に続く。俺たち(自分と始)は二度と会うことも触れ合うこともない」と発言しています。

始と近づく可能性がある戦いの表舞台に立つことはできないだろうし、そうするつもりもないだろうと推測できます。剣崎に「戦う意志」はもはや残っていないと考えると、剣崎一真が変身するブレイドの再登場は絶望的です。
ギャレン、レンゲル、カリスはカード(バックルも最終回で返却したか記憶が曖昧ですが…)をベール、じゃなかった、烏丸所長にまた渡してもらえれば変身できるかもしれませんが、剣崎はそれでもおそらく…困ったものです。

最初思いついていたのは
「ディケイドが他の世界から龍騎やブレイドを助っ人として連れてくる」

または
「電王が過去から現役時代=死んだりアンデッド化する前の連中をそれぞれ連れて来る」

というものでした。
が、前者の方法だと剣崎一真や乾巧が出せない後者のやり方では物語がなかったことになっている龍騎のライダーを出せない、というデメリットがあります。

「敵が悪の仮面ライダーに変身するのと同様、プリキュア側の普段戦えない人が、スマプリで5人がそれぞれ覚醒したシーンのような何もない空間で変身アイテムを託され、正義のライダーに変身する」という元々あった演出プランと絡めようかとも思っていたのですが…これもディケイドを使うやり方と同じく、「城戸真司が変身する龍騎」や「剣崎一真が変身するブレイド」が出せない(出せたとしてもただの「イメージ」)というデメリットがあります。

クウガは小野寺ユウスケという逃げ道があるからともかく、龍騎、ファイズ、ブレイドについては「公式には忠実に」という私のポリシーに従おうとすると「AR&PAS」に登場させられないというジレンマに陥っており、八方塞がりの状態で困っています。

他人に頼るという情けないマネをしているというのは承知していますが、このブログを見ている皆さんの意見を参考にしたいと思っています。助けると思って、助言をお願いします(>人<;)

久しぶりの更新がこんなのですみません(´Д`;)ヾ 
マジで困っているんです。助けて下さい…

「りんちゃんさん救済計画」、始動! (もうしてるんだけど) ※今回は下ネタ注意な!

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はい、どーもこんにちは!

この時期は花粉症で外に出るのが嫌で嫌で仕方がない特撮大魔王でーす!

今回は、pixivにて既に投稿しています、「りんちゃんさん救済計画」の序章を転載させていただきま~す!投稿が遅れてゴメンな!

あと、「落として上げる」の「落とす」段階だから!「上げる」のはちょっと待ってな!

では、スタート!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


2013年4月×日。その日、純真なるハタチの乙女を二つの災難が襲った。



〈フラワーショップ 夏木〉

ここは、「フラワーショップ夏木」。
商店街の一角に佇むその花屋は、いつも地元の人々の心を癒す花々を提供していた。

そしてこれから二つの災難に襲われる女性の名は夏木りん、19(もうすぐ20)歳。身長174cm、体重は…失礼。

ピンとハネたショートカットの彼女は、町内にある大学の、雄宗大学に所属する2回生。
この時、趣味であるアクセサリーデザインをレジに座りながらしていたりんに、
第一の災難が到来した。


?「ねえねぇ~、せっかくあたしたち恋人なんだもん ペアルックにしよ

そう言いながら、一人の女性が少年を連れて入店してきたのだ。

り「…あれ?ゆり!どうしたのよ、こんな所で。」

驚いた様子で尋ねるりんに、「ゆり」と呼ばれた女性は微笑みながら答えた。

「うふふ、ハヤトくんと一緒に散歩してたら、たまたま近くを通りかかったの♡」

この女性、名を月影ゆりと言い、同じ雄宗大学に通っている、りんと同い年の友人である。

り「…で、通りがかりが何しに来たのよ。冷やかしなら…」
ゆ「あら、そんなわけないじゃないの。あなたが作って店頭に並べてるアクセが評判いいらしいから、ついでに買ってこうって思って。」
 「さて、どれがいいかしら…」

ハ「俺も選ぶよ。」


傍らにいる少年の横でゆりは身を屈め、棚に置かれたりんの作品群を眺め始めた。





りんがゆりに負けているジャンルは、本人が知っているだけでも3つあった。

一つ目…身長。

りんは先ほど説明した通り身長は174cmある。
日本の成人女性の平均身長は158cm
りんはそれより16センチもデカいということになるわけで、
身長が高いか低いかで言えば確実に高い方に属することになる。

身長が高いことで知られる著名人といえば、身長172cmの和田アキ子、松嶋菜々子などがいる。りんはそれよりもデカいということだ。

しかし、ゆりの身長はりんをも凌ぐ180cm
これは今ブームとなっているアイドルの一人、諸星きらりの182cmにも迫るクイーンサイズである。一般的に言えば、日本人女性でその大きさとなればもはや「巨人」と呼んで差し支えないだろう。


…負けている。

と、ゆりと一緒にいた少年…ハヤトが一つのアクセに目を付けた。

ハ「…あの、このビーズ、アルファベットとかで名前って刻めますか?一本ずつで。」

手に取ったのは、青い四角のビーズを連ねたブレスレット2つだった。

り「ええ、できないことはないけど、ちょっとお時間頂きますよ。」
ハ「…ゆり姉ちゃん、いいよね?」
ゆ「うん♡」


り「…で、何て書いてほしいんで?(-"-)」

答えは見えている。そう思いながら、不機嫌な声でりんは二人に尋ねた。

…案の定だった。

「「『HAYATO ♡YURI』で (!)」」

それぞれ恥ずかしそうな顔と満面の笑みで、ハヤトとゆりが叫ぶ。
りんは顔に青筋が立ちそうになるのを必死に堪えた。

クソッタレが。見せつけやがって。
りんはそう叫びそうになるのを喉の奥で必死に抑えながら、作業場である自室に向かうのであった。

数分後。

注文通り「HAYATO ♡YURI」とビーズに刻んだブレスレットを2本、りんは二人に差し出した。

り「はい、お待ちどう…(-皿-#)」

受け取った二人が早速腕にはめて、互いに見せあった。

ハ「…ゆりさん、すごく似合ってるよ///」

ハヤトはゆりを褒める。

それが嬉しかったのか、

ゆ「うふん。当たり前よ…私たちの愛の結晶、だもん

とゆりは所謂「クールビューティ」な外見からは想像がつかない猫なで声で、これまた見かけによらない台詞を吐きながら、りんに見せつけるようにハヤトに抱き着いた。

ハヤトにゆりが抱き着いていたことで、二人の体の間でゆりの巨大な乳房がつぶれる。
その双球にりんは「怨めしい」という邪念を目線に乗せて送った。


りんがゆりに負けているもの・その2。おっぱい。


聞く所によれば、ゆりのブラジャーのカップサイズは、驚くなかれ、限りなくHに近いGだという。
そこまでの巨乳の持ち主で、しかもウエストがくびれているというのはなかなかいないもの。
ゆりが街を歩くといつも男性たちの視線を集めることになっていた。

それが嫌でゆるい服を着るなどして胸が目立たないようにする努力をいくらゆりが重ねてようと、その二つのデカメロンが服の下から自己主張するのをやめることはなく、
しかもその大きさと重さにも拘らず、ゆりの乳房は母なる大地が作り出す重力にも負けずに美しい形を保っていた。

彼女の友人の言葉を借りるなら、「まるでエロ本から飛び出してきたよう」なプロポーションの持ち主と言えるだろう。

そしてりんはと言うと、いわゆるスレンダー体型。全体的にスラッとしていて、脚や腹や腕に余計な贅肉はない…が、胸もない。
「まな板」、「洗濯板」、「ドラム缶」とまでは言わない。日頃の運動によって鍛えられた筋肉の賜物であろう整えられた形の胸と美しいヒップラインは、「スタイルが良い」と形容するのに十分な、いわゆる「美乳」「美尻」である。

しかしながら、高校生の時から使っているBカップのスポーツブラジャーで事足りてしまうのが、りんにとってはとてつもなく悲しかった。

まさに「胸囲の格差社会」。

そんなりんの目には、その「力」の差はまるでホホジロザメとミジンコほどに大きく開いて見えていた。

案の定、りんが目線を移すと、ゆりに抱きつかれたハヤトの顔は胸板に押し付けられて自在に形を変える巨乳の感覚に酔いしれていた。

ひたすら怒りを堪えるりんだったが、とうとう限界が来た。

ゆ「ハ・ヤ・ト・く・ん …大好き

そう言ってゆりがハヤトに唇を重ねた瞬間、りんは大噴火した。






りんがゆりに負けているもの、その3。彼氏。

別の場所で説明したので、ゆりのハヤトくんに対する溺愛ぶり、およびそうなった経緯はすでに読者諸兄の知る所であろう。


ハヤトに所構わずキスを求め、
ハヤトから貰った指輪を「私に対するハヤトくんの愛の証」と呼んで肌身離さず持ち歩き、
ハヤトと一緒でないのが2時間以上続くと恋煩いを起こしてご機嫌斜めになってしまう。

それほど激しく燃え盛るゆりの恋の炎はいつまで保つのか。
それは書いてる私にも分からない。

…一応言うが、先に惚れたのはハヤトの方であり、
それを相思相愛の仲まで引っ張ったハヤトは紛れもない成功者だろう。
そしてそんなゆりが住んでいる団地の噂好きな奥様方が、この恋を話題にしないわけがない。
「ハヤゆり」が近所でも評判の「夫婦」になるのは、もうしばらく後の話である。


その点、りんは恋愛に関しては惨めであった。
年相応の女の子らしく恋こそ多いものの、
りんには今まで両想いになったことのある相手は一人もいない。

自分の好きになった男に限って、
既に「先客」がいてしかも結婚直前だったり、
幽霊だったり。
挙句の果てには、
自分を騙す目的で近づいてきた悪の組織の大幹部だったこともあった。


高校生、大学生になってもずっとそんな調子で、りんは失恋する度に「もう二度と恋なんてしない」と決意する…のだが、そんなことも翌日には忘れて誰かを好きになってまた失恋する。ひたすらそれの繰り返しだった。

何だ。嫌がらせか。
わざわざ胸のない私の目の前で。
彼氏のいない私の目の前で。
彼氏におっぱい押し付けてチューまでして。

醜い嫉妬と言われれば否定のしようがない。
しかしその醜い感情が抑えられず、ついに爆発したのだ。

り「あんたらいつまでも人の店でイチャイチャしてんじゃあないわよォォォおッ!」


りんに怒鳴られたのに驚き、ゆりは「小さな恋人」を連れて逃げるように去っていった。

怒りが収まらず、

「だああもう!ムカついたから寝る(`Д´)!」

りんは自室に篭ってふて寝することにした。





そしてりんが昼寝から目覚めた後、第2の災難が彼女の身を襲うことなど、

彼女に思わぬ出会いが待ち構えていることなど、

この時のりんには知る由もなかった。




「あの人は今」のコーナー

夏木りん…1993年4月5日生まれ(声やってる竹内順子さんの誕生日)

アクセサリーデザイナーという夢のため、友人と同じ雄宗大学の、芸術学部に入学し、2013年4月時点で二回生。実家の花屋を手伝う傍ら、新しいアクセサリーデザインを時間を見つけて行うという生活。デザインしたアクセサリーは実際に製作し、店頭に並べている。
「年齢=彼氏いない歴」絶賛更新中で、そのことを話題にふられるとキレる。
身長174cm。


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私のpixivページを見た皆さんは分かっていると思いますが…
もう少し「落とす」段階が続いていますw

さて、今日はこんな感じでどんどんpixivに載せている妄想エピソードを転載しまくります。
次もすぐに載せるので、しばしお待ちを。

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りんちゃんには「男に惚れられる」という経験をプレゼント!

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はい、どんどん行きますよ!「りんちゃんさん救済計画」1章始動!

あの高校生(今は大学生)ライダーが登場だ!

※pixivでは単体のお話でも、すげえ長い物は字数の都合で分割します。



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〈4月×日 午後4時22分 フラワーショップ夏木〉

前回に引き続き、ここは西洋的な建物や日本的な家屋が乱雑する奇妙、もといユニークな町、サンクルミエール学園都市。その一角に、「フラワーショップ夏木」は存在する。

そして二人の客が、そんな「フラワーショップ夏木」を訪れた。

流「悪いな、京也。荷物なんか持ってもらって。」
京「いいよ別に。家に向かうついでの買い物くらい、付き合うよ。」
流「家…そういえば、お前の家ってこの先だったな。」


片方の男の名は朔田流星(さくた りゅうせい)。近くの大学、「雄宗大学」に入学したての18(今年度で19)歳。買い物の目的は、ある「友人」と友達になった日からぴったり一年経ったことと、自分と仲間が大学に入学したことを記念するプレゼントの為の花だ。

そしてその横に連れられている、拳法家風の赤い服を着た友人の名は百鬼京也(ももき きょうや)、同じく18(今年度で19)歳。流星と同じく雄宗大学一回生で、流星が法学部に所属する一方、彼は医学部に所属している。

流「…あれ?誰もいないのか?…すみませーん!」
誰もいなかったので、流星は声を出して奥にいるであろう店員を呼び出した。

「はーい!」

40代前半の女性が流星たちの前に現れる。この女性がこの花屋の店長だろうと判断し、流星は注文を始めた。

流「えーっと、明日、祝いたいことがあるので、ちょっと適当に花を合わせてほしくて来たんですが…」
和「あら、誰かの誕生日ですか?」
流「…そうとも言えますかね。」


確かに自分の「誕生日」とも言える。本当の自分をさらけ出し、「あいつ」の友達としての自分が生まれた日…そんな日のための花束だ。特別なものを用意せねば。流星はそう思っていた。

プルルルル…

と、電話が鳴り出した。女性はそれを取る。
和「はい、フラワーショップ夏木でございます…はい。宅配ですね?かしこまりました。住所は…はい…お店の名前は…『アギト』ですね。分かりました。」

女主人はテキパキと対応している。
京也は流星が女主人と話している間に自分の周りの花を見渡した。様々な花が目に入る。よく整えられた花だ。ここで育てられた花はさぞ幸せだろう…などと思いを巡らせていた。

ふと、京也の目にビーズで作られた赤色の腕輪が飛び込んでくる。
京「お、このリング…きれいですね。」
和「あら、お客さんお目が高いわね、それ、うちの娘がデザインしたんですよ。」
京「へえ~…きっと、素敵なお嬢さんなんでしょうね。」
和「アハハ、うちの子褒めても何もあげないよ!」



京也に娘のデザインセンスを褒められて照れる女性だったが、

和「りん~、あたし、宅配に行ってくるからその間留守番よろしくね!」

と一言残し、店の前の車に乗って去っていった。


り「は~い!お客さん、ちょっと待ってて…あ、コラ!ゆう!あい!やめなさい!」

奥から聞こえた自分と同い年くらいの女性…「りん」だろう。その声の後に、サッカーボールで遊ぶ中学生くらいの少年少女が二人、奥から飛び出してきた。


流「おい、君たち、ボール遊びなら外で…」
言うまでもないが、屋内でサッカーをするのは危険極まりないことである。
危ないと感じた流星も二人に声をかけようとする。

次の瞬間、男の子の方が蹴ったボールが二人めがけて飛んできた。

流「!!!!」
ゆ・あ「「あ!」」


ボールは流星の顔…には当たらずにすぐ横の空を切り、何事かと振り向いた京也の顔面を狙い吸い込まれるように近づいていった。

り「危ない!」

思わずりんは悲鳴をあげた。だが、

バシッ!

その心配は杞憂に終わる。

あっさりと京也はボールをキャッチしたのだ。
流星と同じく、ある拳法をやっていて動体視力には自信がある京也のこと、これくらい朝飯前だった。

り「あんたたち!何してんの!お客さんに当たりそうだったじゃない!」

さっきの声の主…もちろんりんのことである。彼女は「ゆう」という名の少年を叱責しようと流星たちの近くに寄って行ったが、顔はサッカーボールに隠れて京也にはさっきから見えなくなっていた。

り「すみません。弟たちがご迷惑を…」
と謝る目の前の女性に
京「いえ、お構いなく…」
と京也は言ってサッカーボールをどけ、ボールを渡そうと女性の顔を見た。

京也の目に飛び込んできた女性の風貌は、
ピンとはねた茶色っぽい短髪。
白地に、胸には花の模様そして赤い袖のシャツ。
活発さを象徴するようなミニスカートと、普通の女性
…の筈だったのだが、

り「…あれ?…お…お客さん?」
京「……………………………」


京也はその場で頬を染めて硬直していた。

りんと流星はあわてて京也に近づくが、京也は棒立ちになって動かない。

そんな京也に、流星が話しかけた。

流「…お~い。」

漫画のように顔の前で手を動かし、意識を確認する。

…反応がない。

流「…だいじょぶか~?」

今度は往復ビンタをかまそうとするが、それに一瞬早く気づいたのか、京也は映画「マトリックス」よろしく体を弓のようにしならせてビンタをよけた。

どうやら意識があるまま固まっていたらしい。

流「意識はある、か…あ、そうだ。ボール、ボール…」
安心した流星が京也からボールを取り上げようとするものの、
京「え?…じ、自分で渡せるよ!」

京也は何を躍起になっているのか、慌てた様子でりんにボールを差し出した。

り「お、ありがとうございま~す!…ほら、二人共!このお兄さんに何か言う事あるんじゃないの?」
ゆ・あ「「…ごめんなさい。」」


りんに言われ、二人のわんぱくな子供はペコリと頭を下げた。

そしてりんはボールを受け取るために手を伸ばす。
両手でボール…に触れている京也の手に、りんの手が偶然触れた。


京「!!!!!!!」

何だ。この感覚は。

京也の胸に電撃が走る。
続いて胸を締め付けられるような感覚に襲われ、
さらに首から上に血流が駆け上っていった。

京(~~~~~~~~~~~~~~!!!)

京也は未知の感覚に戸惑い、思わず手を引っ込めてボールを落としてしまった。

り「あらあら…お客さん、大丈夫?」

りんはボールを拾ったあと、店の奥に行ってボールをしまいに入っていった。


ボールの件がひと段落着いた所で、りんは流星の接客に戻った。

り「えーっと、お客様、どんなお花をお探しで。」
流「はい、俺の高校の仲間に大学入学祝いをと思ってるんですが…」
り「ほほう…彼女さんとかですか?」


りんが流星を冷やかした。
まあ、確かに流星には「彼女」と呼べるかどうかは微妙なものの、精神的に惹かれている相手はいるが…周囲からはお似合いのカップル扱いであることは言うまでもない。

流「いや、その、そういうアレでは…」

返答に困る流星だったが、頭の中では

流(…そういえばこの人、前にどこかで会った事があるような気が…ま、気のせいか。)

と考えていたのであった。

そしてその横で、京也はボーッと二人のやり取りを見ていた。
そんでもって気がつくと目の前の女性のことを考え始めていた。

京(この人は一体どんな人なんだろう、何が好きなんだろう…)

自分の中で色々と彼女について考えを巡らせていた京也の耳に、

「りんちゃ~ん!(*≧∀≦*)」

と、姦しい女性の声が飛び込んできた。

声の主は、短めのツインテールヘアー(?)にした赤っぽい髪の女性だった。
り「あ、のぞみ!今日は何しに来たの?」

この女性の名前は夢原のぞみ。1993年11月8日生まれ、19歳。
先ほど京也をおかしくした花屋の長女、夏木りんの幼稚園時代からの幼馴染である。

の「聞いて聞いて!わたし、大学生になって最初の友達ができたの~!」
り「あ、そうか。今日が大学の入学式か~、早いわね。で、どんな人よ。その友達って?」


彼女も大学生になりたてのほやほやである。
のぞみに親しげに話しかけたのを見て、この二人が友人であることを理解するのは流星と京也にとっては容易だった。

の「えっとね…鶏さんみたいな髪で、友達いっぱいいて…面白い人!」
り「…へ?…へぇ~( ̄▽ ̄;)」


仲良く会話する二人の輪に、流星も混ざった。

流「…この方、お友達ですか?」
り「ん?はい、幼馴染の…」
の「夢原のぞみでーす!」


のぞみが言う「最初の友達」が誰のことなのか、読者諸兄には一人心当たりがあるだろう。
もちろん、流星にもそれが誰のことなのか容易に想像がついた。

流「…あの、失礼なことをお聞きしますけど…もしかしてその『友達』って、名前はきさら…」

ブルルル…!

「友達」がその心当たりの存在かどうか、流星は確かめようとしたが、近づいてきたバイクのエンジン音に遮られた。
流星たち4人が振り向くと、バイクに乗っていたのはライダースーツ姿の女性で、背の高い女性を後ろに乗せていた。

り「お、今度はかれんさんにこまちさん!」

バイクを止めて降りてきた二人の女性に、りんが声をかける。

か「暇だったから手伝いに来たわ。」
こ「これ、うちの水羊羹。よかったらご家族で食べて~」


一人は長髪に、流星と京也以上の高身長の女性。
もう一人のショートボブヘアにひと房だけ伸ばした髪の女性もヘルメットを脱ぎ、りんと仲良くしゃべり始めた。

りんに差し出された水羊羹の箱の包装紙に書かれた「こまち」という文字を見て、見覚えのあった流星が口を開いた。

流「『こまち』…ってことはあんた、雄大そばの商店街にある和菓子屋の娘さん?」

「雄大」とは流星と京也が入学した大学、「雄宗大学」の略称である。

自分の店を知っている。そう分かったショートボブヘアの女性、こまちは口を開いた。

こ「ええ、そうよ~…ところで、あなたはどなた?」
流「俺はただのこの花屋の客です。ちょっとこの店に花を買いに来てて…アダダダ!!」


京也がいきなり後ろ手を取った。

京「女の人の胸ジロジロ見るなんて…流星くん、友子さんに言うよ。」

指摘された通り、流星の目線の先はセリフが進むにつれて、こまちのライダースーツの内側から激しく自己主張する巨大な膨らみにスライドしていた。
やはり曲がりなりにも流星は健全たる男子であった。
だがそれでもやっていいことと悪いことがある。
京也は流星をたしなめたのだった。

り「…あーあ。イケメンが台無し。」
か「…男ってホント馬鹿よね。」

呆れたように、長髪の女性、水無月かれんもりんと一緒に言い放った。
流「いああああああああ…痛い!痛い!すみませんでした!すみませんでした!京也!お前もやめろ!腕が!腕がもげる~~( >Д<;)」

呆れる女性たちの横で慌てていたのは流星だった。
「友子」とは、さきほど言った「精神的に惹かれている相手」のことである。
友子は嫉妬深い。
万が一ほかの女性にうつつを抜かしていたことが彼女の耳に入れば、ただでは済まない。

嫌だ。呪われるのは困る。
そう思った流星は必死に謝った。勘弁してくれ。許してください。
そんな流星の手を、京也はパッと離した。

京「思い知ったか、このッ」

京也はその場に倒れた流星を小突き、それに4人の女性たちも続いたのであった。

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はい、ここで一旦切りマンジャロ!すぐ次投下するから待っててな!

はいどんどん投下、行ってみよう!

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ほらほらどんどんpixivから投下してくよ!ε=┌(;・∀・)┘イッテミヨ!!

※星心大輪拳は北斗神拳っぽく勝手に設定してます。
 ネタだと思って笑って許して下さい。

うららちゃんのキャラカラーが黄色じゃないのは、見づらくなるからです。

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マンガのように戯れる6人だったが、またまた客が訪れた。

?「あ、皆さんお揃いですか~」

少しかすれているが、何だか聞き覚えのある声だった。
流星と京也は思わず声の方向に振り向いた。

そして次の瞬間、流星は石のように硬直してしまう。
流「な…な…!!ええぇえ!!??」
京「……!?」


流星を驚かせているのは、京也と同じくらいの身長に、髪の毛をツインテールにした女性だった。

こ「…やっぱり私たちって自然に吸い付き合うのね~ところで、くるみさんは?」
か「ナッツハウスを手伝うって言ってたわ。」

り「しっかしのぞみもあれだね~。一浪したせいでうららと同じ学年になっちゃうなんて」
の「もう!浪人した話はしないでって言ってるのに!りんちゃんのイジワル~(* ̄皿 ̄)」
う「いえ、私は大学には通っていませんから、同じ学年っていうわけでは…」


「うらら」と呼ばれた女性は謙遜して見せている一方、

流「あ…あの…」
京「ほおお…」


やはり男性二人は硬直していた。

う「皆さんが集まってくれているなら話が早いです!ジャ~ン!」

二人の様子など目に入っていないようで、「うらら」は仲間たちに紙切れを見せた。

の「おー!ライブチケット!何々…『春日野うらら オリコン一位達成記念ライブ』!」
う「はい。この間出した歌がオリコン一位になった記念に、ドームランドで単独ライブをすることになったんです!皆さんには是非来てほしくて!」

流「こいつら…一体何者なんだ…!?」


この間出した歌がオリコン一位。
「春日野うらら」というフルネーム。
この二つのキーワードが、流星に確信をもたらした。

そっくりさんでも、影武者でもない。

あの超人気アイドル―1995年1月22日生まれの18歳、身長160cm、血液型O型の、春日野うららその人が目の前にいる、と。

流「…本物だ!(゚д゚lll)」

思わず叫び、流星は花屋の対面にあった画材屋に走った。


流星はうららのファンであった。今から6年ほど前、自分が中学校一年生の時、デビュー曲「とびっきり!勇気の扉(ドア)」をはじめて聞いた時からずっとである。何より、自分と同い年である…そのことで流星はうららに一方的に親近感を抱いている節もあった。聞くところによると、彼の「友人」もそうだという。

一方京也の方はというと、彼は「星心大輪拳」を極めるのに全てを注いできた。
アイドルとか、お笑い芸人とか、その手のものには明るくないし、それが悪いことだとも思っていない。
春日野うららというアイドルも知らないことはなかったが、とりわけファンというわけでもなかったので、流星ほど驚いていなかった。

京「流星くん、あれってもしかして春日野うららさん…って、アレ?いない…?」

と、画材屋からダッシュで流星が戻ってきた。

流「か…春日野うららさん!あ、あ、あ…握手とサイン!俺、大ファンです!」
流星はうららの手を握る。
う「わあ!ファンの方ですか?いつも応援、ありがとうございます!」

ファンにサインを求められ、うららが快く応じようとした所に、

流「あ、そうだ!彼にもお願いします!」
流星は色紙を2枚差し出した。

か「あらあら、ずいぶん熱狂的なファンね…」
う「お名前を教えていただけますか?」


うららは嬉しそうに、渡された色紙2枚にスラスラとサインを書いてみせる。

流「朔田流星です!で、こいつは百鬼京也!」
う「流星さんと京也さんですね!…はい、どうぞ!」


サインを書いたノートを目の前のファンに手渡すうらら。2枚の色紙にはそれぞれ、「流星さんへ」「京也さんへ」と書かれていた。

流「やった!!あ、ありがとうございます!」
京「…よかったね。サインもらえて(^^;)」


異常なまでの喜びぶりである。流星。よかったな。

う「これからも、応援よろしくお願いします!」

丁寧にも、うららは流星たちに頭を下げ、顔を上げると同時に満面のスマイルを送った。

流「おっしゃああああああああああああ!!( ☆∀☆)」

感極まった流星はその場で悶絶した。

流「すげえ…春日野うららさんから直接面と向かってスマイルをいただけるとは…!」

オーバーリアクションを見せる目の前のファンを見て、りんがうららに突っ込んだ。

り「はぁ~、うらら。あんたはもう少しさあ、自分がスーパースターだっていう自覚を持てないの?デビューしたてだった時とは違うんだから!行動が軽すぎ!」
か「そうね…不用意に一人で出歩かない方がいいわよ。」
こ「また撮影抜け出して来たんでしょ?」
う「…じゃあ、これから気をつけます♪(^∇^)」


仲良くおしゃべりしている5人に、恐る恐る流星が尋ねた。

流「…あの、ところで、皆さんは一体どのような関係で…いらっしゃるんですか…?」
京「随分と仲が良さそうですね…」


の「同じ中学の友達なの!」
こ「友達になったのは5年ほど前かしら。」
か「わたしは中3だったから…6年前ね。」


2013-6=2007年である。

京「えっと…うららさんがシングルデビューした年でしたね。」
流「デビュー当時からファンです!」


参考として、2007年の主な出来事を上げていこう。

国際連合の事務総長がアナン氏から※番基文(パン キムン。※はさんずい)氏に交代し、
フランスではニコラ・サルコジが大統領に就任。

7月には新潟県中越沖地震が起き、
今では世界中で大人気となっている「初音ミク」が発表され、
筆者は学校の定期テストで初めて満点を取った。

テレビではドラマ「ハケンの品格」、「風林火山」、「ガリレオ」が放送されて人気を博し、同年放送開始のアニメでは「天元突破グレンラガン」が有名。
この年ブレイクした芸人としては、小島よしお、藤崎マーケット、ザ・タッチ、にしおかすみこ、ムーディ勝山などが挙げられる。

の「わたしたちがプリキュアになってからもう6年も経つと思うと、早いよね~」
流「!! …何?…プリキュア…?」


流星には、「プリキュア」という言葉に聞き覚えがあった。
彼は去年の9月頃まで「仮面ライダーメテオ」として戦っていた。
その戦いの中で、一度だけだが「プリキュア」の名を持つ戦士と行動を共にしたことがある。
「友人」の話によれば、自分が一緒に戦った者たち以外にも、「プリキュア」の名を持つヒーローが30人ほどいるらしい。

まさかこの5人も…と流星は一瞬考えたが、

流(いや、さっきから京也がチラチラと目線を送っているあの女性なら、筋肉の付き方を見ても戦えそうな体つきだからともかく…)

今度はのぞみとうららに目をやり、

流(この二人はないな)

と心の中でつぶやき、否定した。

り「ちょ…のぞみィィ!!!…すみません!い、今のは何でもないんです!聞かなかったことにしてください!…さーて、仕事仕事…」

何を慌てているのか、「プリキュア」という謎の単語について必死に誤魔化しながらりんは近くにあった植木鉢を持ち上げた。

…と、次の瞬間!

グキッッ!!!!

第2の災難がりんを襲った。

一瞬その場の全員の表情が強張る。と同時に、りんはその場で固まって動けなくなってしまった。

の「り、り、り…りんちゃん!どうしたの!?」
り「うううううう…○%~$×”▽!」


植木鉢を持ち上げようとしたままの体勢で動けないまま、りんは文字では表現できない悲鳴を上げた。激痛に歪んだ顔からはダラダラと脂汗がにじみ出し、目を白黒させながらも必死に目線で助けを求めたが、突然の出来事に、流星と京也以外の4人はどうしていいか分からずパニックになっていた。

京「これは…!」

乗り出そうとした流星を止め、最初に行動を起こしたのは京也だった。


京也はとりあえずりんが抱えていた植木鉢を引き離し、地面に置く。
続いてりんの首の後ろに手を当て、背骨に沿って背中、腰と手のひらでゆっくりとなでていった。

京也の手がりんの腰の辺りに触れた途端、りんの悲鳴が大きくなる。
京「典型的なギックリ腰…とりあえず、楽な姿勢にしましょう!」

京也はりんを固まった体制のまま抱えて運び出した。



〈夏木家 居間〉


京也は店の奥から住居に上がり込み、ソファへりんを運び出してそっと仰向けに寝かせた。

り「…いたたたたたた!!とりあえずこの痛いの何とかしてええええ!」
の「あ、あたし湿布とってくる!」


のぞみは慌ててリビングを飛び出した。

京「ギックリ腰なら…この秘孔が効くはず!」

そう呟き、京也はりんの指の隙間に自分の指を絡ませ、いわゆる「ラブ握り」の形で両手を握った。

り「え?ちょ、ちょっと、何を…」
京「動かないで…ハッ!!」


りんが恥ずかしがるのを横に、京也はりんの手を握った両手の力を強める。
ピキィィ!という奇妙な音が響き、廊下で針を落とせば聞こえるかと思うほどの静けさが一帯を支配した。

・・・・・・・・・

のぞみが戻ってきて、沈黙を破る。
の「りんちゃん!湿布持ってき…た…よ…」

手を京也に握られたりんの姿が、のぞみの目にも飛び込んできた。

の「…ねえ、何してるの?」


と、

り「…痛いの治った!!」

その可愛らしい顔を歪めるほどだったさっきまでの激痛はどこへやら、
なんとりんのぎっくり腰は京也が手を握っただけで治ってしまった。

えええ!?と4人は驚きの声をあげた。

流「さすがだな、京也。…お前には負ける。」
う「あ、あの!今の!スゴイです!どんな魔法つかったんですか!?」


とうららが京也に詰め寄った所で、

京「…これは魔法でもなんでもありませんよ。経絡秘孔を突いただけ。」
の「けーらくひこー?」

京也は流星と一緒にのぞみたちに解説を始めた。

京「東洋医学では、人間の体には経脈と絡脈という器官があり、そこを気…今風に言えばエネルギーが巡っていると考えます。その経脈と絡脈、あわせて経絡の要所を刺激することで、体に様々な作用を与えることができるとされ、これを一般的に『ツボ』と呼びます。」


ふむふむ、と感心するのぞみたち。

り「じゃあ、さっきあんたがあたしの手を握ったのも?」
流星も解説に加わる。
流「ああ。『ツボ』だな。そして俺とこいつが習っているある拳法ではその『経絡の要所』を『秘孔』と呼び…その秘孔を物凄い力で突くことで様々な効果を相手の体に与えることが出来る!」

流星はのぞみたちに自分の拳法、「星心大輪拳」の秘密を説明し始めた。

流「秘孔は人間の体に700箇所以上存在するとされ、それぞれに様々な効果がある…例えば病気に対する抵抗力が上がる秘孔、安眠効果のある秘孔から…」
こ「へぇ~」
流「骨が筋肉の張力に負けてへし折れる秘孔とか…」
り「!!?」


流星の一言で女性陣は凍りついた。

流「歯が全部抜けて眼球が飛び出す秘孔とか…」
の「はわわ…」
う「えええ…ええええ…」
流「それから、72時間後に全身の穴という穴から血を吹き出して死ぬ秘孔だろ、あとは…」
か「もうやめてー!!」


流星の解説の後半を聞いたかれんとりん、こまちは驚きと恐怖で顔を引きつらせ、のぞみとうららに至っては泣きそうになっていた。

か「拳法って言うからには…後半の怖い秘孔を主に使うのよね…」
流「ええ、そうで…」


ブスッ!!

解説を続けようとした流星の首の側面を、京也は指で思いっきり突いた。
京「怖がらせるのはその辺にしてね…今のは、一時的に言葉を奪う秘孔です。」
流「○▽%×■…」

ろれつが回らなくなり、うまく喋れない流星。

か「あなたが言うことが本当なら…それって全身に地雷が埋まってるようなものじゃない!!」
の「中国式マッサージとか怖くて受けられないよ~!!」
京「ご安心を。秘孔は全部が全部危険なものというわけではありません。例えば…」


京也はうららに近づいて、右の二の腕を指で軽く触れた。
う「ひぃぃ!…何したんですか!?」
おびえるうららに、京也がフォローを続ける。
京「歌喉(かとう)という秘孔を押しました。歌いすぎによる喉のかすれも、それで回復します。あと、さっき僕が彼女に突いた爽痛(そうつう)という秘孔の作用は、鎮痛・消炎作用です。」

そう言ったりんの方を向いた京也の顔が赤くなっているのに気づいたのは、流星だけであった。

京「あくまで体をだますだけなので、一週間ほどは安静にしていてください。」

へー、と感心するのぞみたち。

京「次に…」

続いて京也はこまちに近づき、目の間と耳の上を押した。

京「今のは、健明(けんめい)という秘孔。低下した視力を回復させます。…物書きの活動もいいですが、これからはあまり徹夜をなさらないように。」


京也のフォローで5人の顔から恐怖が消えた。

流「やっぱりお前には負けるな。自分の体で秘孔の研究して、新種の秘孔を5種類も見つけているだけのことはある。」

流星は京也のすごさを力説する。

流「まあ、秘孔の実験でお前が何度も死にそうになるおかげでヒヤヒヤさせられるがな。」
京「何言ってんの。死にかけたのはたった3回だよ。」
り「いやいや。十分多いでしょうが…」


すっかり秘孔の話で5人と流星たちは打ち解けた。
と、気づけばりんが早くも仕事に戻ろうとしていた。あわてて京也が止める。

京「あ、まだ動いちゃだめって言ったじゃないですか!寝ててください!」
り「でもお店が…」
の「大丈夫!」


のぞみたちがどんと胸を叩いた。

か「りんの分も、私たちが手伝うから!」
京「…じゃあ僕もやります。皆さんには迷惑かけましたから、色んな意味で。」
流「京也が言うなら、俺も。」

流星と京也も手伝う意思を示す。
の「よーし!みんなでお店手伝うぞ~!けって~い!」

結局その日は日没まで花屋で働くことになった。
5人の中で一番働きがよかったのは京也だった。


日が沈み、帰ろうとする京也。それを花屋の主人、すなわちりんの母親…和代さんが止めた。

和「今日はありがとう。お客さんなのに、お手伝いなんてしてもらって、しかも娘のぎっくり腰まで治してくれたなんてね。」
あれ?…そんな話、したっけ?本人が教えたのか?と頭の中で京也は考える。
和「あの子、助けてもらえて喜んでたから、また何度でも来てよ。」

何度でも、か…
京「あの…」

横の壁に貼られた「アルバイト募集中」の張り紙をチラリと見た京也は、

京「このバイト募集の話、まだありますか?」

気がつけばそんなことを口走っていた。俺は何を言っているんだろう?花なんてちっとも知らないし、興味もないのに…

和「…いいですよ!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


はい、またまたここで一旦切ります。どんどん投稿していきます。


とりあえずこの記事に載せてる所までの3つでひとつの単位です

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それじゃあどんどんやってみよう!場面変わって、あいつらの登場だ!

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〈4月♥日 雄宗大学 学生食堂〉

美「ふむふむ。弦太朗が入学式当日に友達になった子の友達が。その子の大学入学祝いのパーティを開催する予定になっていて、それに弦太朗も誘われている、と…」

スラリとした20歳ほどの女性…風城美羽は仲間たちと一緒に仲間の一人の話を聞いていた。

「仲間たち」とは、今から半年ほど前までともに戦った、「仮面ライダー部」のことである。
彼らの元々の活動拠点…「仮面ライダー部」の面子の母校、天ノ川学園高等学校のロッカーと不思議な力で繋がった月面基地、ラビットハッチは崩壊した。今の彼らの拠点(といっても活動といえる活動はしていないが)は、流星たちが入学した雄宗(ゆうしゅう)大学こと、「雄大」の学生食堂である。

弦「そう!いいだろ?美羽と隼が俺たちの入学祝いをしてくれるのは嬉しいが、どうせなら大人数でやろうぜ!お前らにも紹介すっからよ!俺のダチを!」

そう口にした、「鶏さんみたいな髪」の男の名は如月弦太朗。かつて天ノ川学園高等学校で流星が出会った彼は、「この学園の全ての人間と友達になる」と言ってのけた。

今はその「天高」も卒業し、「雄大」に入学した。今の夢は、「この世界に生きているやつ全員と友達になること」らしい。

J「で…弦太朗さん、その友達になった人ってどんな奴なんっすか~☆」

次に口を開いたのはチャラ男風の男、JK(ジェイク)こと神宮海蔵

賢「弦太朗のことだ。きっとまた変人と友達になっているんだろう。」

生真面目そうな男、歌星賢吾はそう言ってクスリと笑った。

?「あれ?げんちゃん!どうしたのその格好?高校生みたい!」

「仮面ライダー部」の一同が学食で寛いでいた所に、一人の女性が会話の輪に入ってきた。

前日に流星と邂逅したりんの友人、夢原のぞみである。
弦「お!のぞみか!この格好は…俺の『あいでんてぃてぃ』だ!」
彼の「あいでんてぃてぃ」とは、

髪の毛をオールバックならぬ「オールフロント」にしたようなリーゼントヘアー、
高校生でなくなったら「ジョジョの奇妙な冒険」の空条承太郎や東方仗助のコスプレでもしない限り一生着ることはないであろう学ラン
そしてダボダボのズボンという、
今となっては「絶滅危惧種」な昭和の不良を連想させる服装のことだ。

賢「ほう…弦太朗もそんな難しい言葉を覚えたか…」

からかい半分の顔で賢吾が笑う。

隼「…弦太朗。そちらのレディは?」
美「もしかして…さっき言ってた、大学生になってできたお友達かしら?」


雄大アメフトサークルの「キング」、大文字隼と、美羽が弦太朗と親しげに話す目の前の女性について尋ねてきた。

その質問を待ってましたとばかりに、弦太朗は顔をにやけさせて声高に叫んだ。

弦「おう!よくぞ聞いてくれたな!こいつは大学生になった俺のダチ第一号、のぞみだ!」

弦太朗はのぞみを座らせ、仲間たちに紹介した。

J「ん~、流石弦太朗さん!大学生になってもブレてないっすね~☆」
友「…平常運転。」


JKの横で、ゴス風の格好をした少女の野座間友子も弦太朗の歪みのなさに感嘆していた。

の「おおぉ~!昨日の面白拳法の人…の友達さん!」
流「ん?確か昨日花屋で会った…って!それ、全部おまえ一人で食うのか!?」

のぞみが持っていたお盆に乗った食べ物の量に気がつき、流星は驚愕の声を上げた。

流星が驚くのも当然のことだろう。ラーメンに使われるような巨大な茶碗、もといどんぶりに、「マンガにほんむかしばなし」を彷彿とさせるギガ盛りのご飯。その横の特大のお皿には、自分の握り拳ほどの大きさのハンバーグと白身魚のフライが敷き詰められ、その脇を山盛りのフライドポテトとキャベツの千切りがこれでもかとばかりに固めていた。

の「え?これくらい普通だよ~♪」

と言ってムシャムシャ食べ始めるのぞみを見て、流星は開いた口がふさがらず、呆然と立ちつくすのみであった。



弦「せっかくだから、紹介しとくぜ!こいつら、高校での俺の最高のダチ、仮面ライダー部のみんなだ!」
賢「俺は歌星賢吾。この雄宗大学工学部宇宙工学科一回生だ。」
ユ「同じく工学部航空工学科、城島ユウキで~す!」
友「天ノ川学園高等学校3年生…野座間友子です。」
J「友子ちゃんと同じく天高3年生、JKです!」
隼「仮面ライダー部のキング、大文字隼だ。」
美「ライダー部会長、風城美羽よ。」


一同『よろしく!』

の「おおおおお!流石げんちゃん!お友達多い!全部で何人いるの?」
弦「日本だけでも1000人はダチがいるぜ!」
の「1000人!!?…すごい、負けた。わたしはげんちゃん含めて30人ちょっとだよ~…」


弦太朗の友達の多さにのぞみは仰天する。

流「30人強…十分多いと思うぞ。俺は、友達は量より質派だったから友達と呼べるのはこいつらと次郎、あと俺が勝手にそう思ってるだけかもしれんが、京也くらいだ。全く、羨ましいもんだ。」

京也はただの道場の同門であり、「友達」と一方的に捉えるのは失礼だと思っていたが、流星がのぞみをフォローした。

美「そういえば…あなた、もしかしたら私の友達を知ってるかもしれないわ。」
の「?」


美羽が言う「友達」というのが誰なのか、推察はさほど困難ではないだろう。
ここで尺が丁度いいので、一旦話を区切ろう。




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「あの人は今」のコーナー

人数がすごい多いので、まずはプリキュア側から。

①夢原のぞみ…1993年11月8日生まれ(劇場版5GoGOの封切り日。のぞみの誕生日が祝われている。)

19歳。現役時代に大学受験に失敗、一浪して雄宗(ゆうしゅう)大学教育学部に入学。学校の先生という夢に向かって勉強中。ちなみに複数合格した候補の中で学食のご飯が一番おいしかったから雄宗大を選んだ。弦太朗とは、入学式の席が隣で、会って30秒で友達になった。サンクルミエール学園のある国語教員と恋愛関係にあるとかないとか。身長は168cmで、ブラのサイズはDに近いEカップ。しかし本人は大きい胸は邪魔だと思ってる。

②夏木りん…1993年4月5日生まれ(竹内順子さんの誕生日)

のぞみと同じく二十歳になる。アクセサリーデザイナーという夢のため、のぞみと同じ雄宗大学の、芸術学部に入学(彼女は現役合格なので、二回生)。実家の花屋を手伝う傍ら、新しいアクセサリーデザインを夜に行うという生活。デザインしたアクセサリーは実際に製作し、店頭に並べている。身長は6年間の間でかなり伸び、こまちより高い、174cm。仲間内では一番貧乳のBカップで、その事を悩んでいるが、どいつもこいつも無意識に傷つけてくるので口に出せない。

③春日野うらら…1995年1月22日生まれ(カレーの日)

18歳。女優という夢に向かってスターの階段を駆け上がり中。最近出したシングル、「はじける鼓動(ハート)」がオリコン一位となり、人気に拍車をかける。いまや「春日野うららを知らない日本人などいない」と言っても過言ではない存在。弦太朗や流星は彼女の大ファン。大学には行っていないため、最終学歴は高卒。身長は6人の中で一番低い160cmだが、胸のサイズでりんを追い越してブラのサイズはCカップ。

④秋元こまち…1993年3月10日生まれ(ミン、ト→3、10)

生まれた年はのぞみたちと同じだが、早生まれなので学年はかれんと一緒。20歳になり、雄宗大学文学部三回生。文芸サークルに所属し、小説家という夢を目指しながら、休日は友人が経営するアクセサリーショップを手伝う日々。その店長とはイチャラブだとか。余談だが6人の中では一番胸が大きく、ブラのサイズはなんと驚きのHカップ。身長171cm。巨乳で売ってるアイドルの、及川雫にも負けてない。

⑤水無月かれん…1992年8月1日生まれ(水の日)

優宗大学医学部三回生の21歳に。
これで正真正銘、本物のBBうわなにをするやm
(年齢が見た目に追いついたとも<この文章は浄化されました>)

くるみとはレズップルというのがもっぱらの噂(真実?)
5人の中で一番身長が高く、身長178cm。ブラのサイズはDに近いCだが、
そういう下世話な話題をふられると恥ずかしがって口を閉ざす。

⑥美々野くるみ…1993年6月1日生まれ(牛乳の日)

高校卒業後は、大学に行かずにある人物の従者として働き中。どうやら裏の顔があるらしい。身長167cm。ブラのサイズはDカップだが、ほかの場所にもいらない肉がついているのが悩み。


ライダー編


①如月弦太朗…1994年生まれ

天高を卒業後、「いろんな奴がいる場所といえば学校!」ということで入学した雄宗大学教育学部で、のぞみと意気投合し友達になる。今の夢は「この世界に生きてるやつ全員とダチになること」。服装は相変わらずリーゼントに学ラン。今でも服装のせいで高校生に間違われるが、本人は全く気にしていない。流星と同じく春日野うららの大ファン。4年後には母校の教師となっているのだが、それは未来の話。身長183cm。

②朔田流星…1995年生まれ2月1日生まれ(演じた吉沢亮さんの誕生日)

弦太朗たちと同じく雄宗大学に入学した。入ったのは法学部。自分が仮面ライダー部のみんなと本音で打ち解けあった日(アリエスの件)から丁度1年経った記念として、弦太朗に渡す花を買いに「フワラーショップ夏木」に行く(が、結局買い忘れた)。星心大輪拳の拳士として腕は確実に上がっているものの、京也には追いついていない。うららのファン。身長170cm。

③歌星賢吾…1994年8月5日生まれ(フォーゼにて、賢吾の誕生日が祝われるお話の放送日)

18歳。優宗大学理工学部宇宙工学科に入学。コズミックエナジーの研究の道に入った。急逝したある学者の研究を引き継ぐため、現在の後継者がいる宇宙京都大学大学院に行って習うのが目標。身長171cm。

④城島ユウキ…1994年12月2日生まれ(演じた清水富美加さんの生年月日をそのまま使用)

18歳。賢吾と同じく優宗大学理工学部宇宙工学科に入学。賢吾と一緒にコズミックエナジーの研究に邁進しているが、賢吾とは違ってJAXAに行くつもり。身長163cm。

⑤JK…1995年8月7日生まれ(演じた土屋シオンさんの誕生日)

17歳。天ノ川学園高等学校三年生として、高校生活を満喫中。女好きとチャラさに拍車がかかっている。宇宙仮面ライダー部に入ったある女子生徒と誕生日が一緒で、口説こうと悪戦苦闘しているがライバルがやたら多くて困っている。身長168cm。

⑥風城美羽…1993年12月16日生まれ(演じた坂田梨香子さんの生年月日をそのまま使用)

19歳。入学した大学のチアリーディング部で活躍、再び「クィーン」として活躍中。この間雑誌の読モとしてスカウトされた。身長169cm。

⑦大文字隼…1993年6月27日生まれ(演者の冨森ジャスティンさんの誕生日)

19歳。大学生活を満喫しながら、実力でアメフトサークルの「キング」として君臨している。未だに美羽との仲を取り戻そうとしているが、悉く空振りしている。身長183cm。

⑧野座間友子…1995年10月19日生まれ(演者の志保さんの誕生日)

JKと同じく天高三年生。流星とはいい関係だとかそうじゃないとか。最近自分の脳内に渦巻く感覚を文章化するという新しい趣味に目覚めた。ライダー部メンバーでは一番背が小さく、153cm。


―――――――――――――――――――――――――――――



オリキャラ紹介

百鬼京也


名前:百鬼 京也(モモキ キョウヤ)
イメージCV:小西克幸(聖闘士星矢Ωの蒼摩の声)


生年月日:1994年9月8日(きょう=9、や=8)
身長:167cm
体重:80kg
体脂肪率:7%
好きな食べ物:唐辛子、カレー
嫌いな食べ物:納豆
好きなもの:料理、人の笑顔、りん
嫌いなもの:かたつむり、ワーム系の虫
一人称:僕(時々「俺」になる)
趣味:秘孔の研究


朔田流星が通うのと同じ星心大輪拳の道場の門下生。18(もうすぐ19)歳。流星と同じく雄宗大学医学部の一回生で、東洋医学を専攻している。流星の同門で、弦太朗とは流星を介して知り合っている。

流星と同じ「星心大輪拳 北斗流」を習得しており、ベースの身体能力は流星より劣るものの、拳法のテクニックや、その極意である「秘孔を突く」ということに関しては彼の方が実力は上で、秘孔の知識・技術は医療にも応用できるほどまで熟達している。ギックリ腰や、つらい肩こりも一分程度で治すほどの腕には流星も一目置いている。修行・趣味の一環として自分の体を実験台にして新しい秘孔をいくつか発見しているが、それで何回か死にかかっている。3回目の命の危機でようやく懲り、今は秘孔と鍼灸を組み合わせた独自の治療法を開発中。

人間関係においては精神的に相手と距離を取りたがる性格で、
他人とあまり口を聞きたがらない。

服装にはあまりこだわりがなく、どこでも星心大輪拳の道着を着ていく。
同じ服を何着も持っているらしい。

流星につきあわされて行った「フラワーショップ夏木」で、りんに一目ぼれしてしまう。
その直後、彼女のぎっくり腰に居合わせて治療したことで一気に距離が縮む。
現在は花屋の手伝いのアルバイトとして夏木家に迎え入れられている。

外見のモデルは「5 GoGo!」のムカーディア人間体(髪は黒い)。
一部の設定の元ネタは「北斗の拳」のトキとアミバ。

少し時間が空いたけど、とりあえず明日が終わる前に全部載せたい!

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はい、晩御飯やら風呂に入るやらで時間が空きましたが、どんどん投稿していきます!

さてさて、京也くんのりんちゃんへの恋はどうなるか?


―――――――――――――――――――――――――――――

〈4月♪日 午後12時07分 水無月邸 食堂〉

のぞみと仮面ライダー部のファーストコンタクトからおよそ1週間の時間が流れた。

場所はのぞみの友人、水無月かれんの自宅(屋敷?)。そこで、のぞみの大学入学祝いのお茶会が開かれていた。

顔ぶれは、のぞみ、りん、こまち、かれん、そして4人の友人・美々野くるみに…何故か弦太朗たち仮面ライダー部もいた(うららは収録があるので欠席)。

美「かれん、お久しぶりね。」
か「美羽も、大学2年になっても元気そうで良かったわ。」


風城財閥の娘である美羽と、同じく大富豪の娘であるかれんとの間には、昔からの親交があった。それでかれんは美羽とのぞみに頼まれ、一緒に弦太朗とその友人たちの入学祝いも兼ねることになったのだ。

お祝いされているのは、のぞみを筆頭に弦太朗、ユウキ、賢吾、流星、そして京也の6人。

改めてその場の一同で乾杯し、飲み物を口に運ぶ。20歳を越えているりん、こまち、かれんの3人はアルコールに手を出していた。

京「なんか、すみません。僕の入学までお祝いして貰っちゃって。弦太朗さんたちや流星くんならともかく、僕なんてタダの花屋のバイトなのに(^-^;」
か「いいのよ。あなたにはりんのぎっくり腰を治してもらったお礼をしてなかったもの。」


J「ほほお…流星さんのお友達でこんなすごい方がいらっしゃったとは☆」

京也はフラワーショップ夏木でアルバイトとして雇われていた。本来なら花屋でりんを見送って店番をしているはずだったが、りんを助けてくれたお礼を兼ねて今回のお茶会に招かれたのだ。勿論、京也の上司であるりんと和代もそれを快諾した。

く「…それにしてものぞみ、なんか色々とすごいやつと友達になったわね。」
か「私も美羽から話には聞いていたけれど、最初見た時ちょっとびっくりしたわ(^^;)」
り「ありゃ嫌でも一発で名前と顔覚えちゃうでしょ…」


のぞみとこまち以外の3人は弦太朗の見た目の話題になっていた。

こ「弦太朗くん、でいいわね?私、のぞみさんの友人の秋元こまちよ。よろしく。」
弦「お、はじめましてだな。こまちって呼んでいいか?」
こ「ウフフ、あなた面白そうな人ね。今度の小説の主人公、弦太朗くんをモデルにして書こうかしら(´∀`)」


こまちは早速弦太朗に興味津々になってインタビューに勤しんでいた。

こ「弦太朗くんは、なぜ友達になることにそれほどの喜びを見出す人になったの?」
弦「ああ、それはだな…」



インタビューを横でのぞみが見ているそばで、JKはかれんと美羽に媚を売っていた。

J「さあさあ、かれんさん!お酒はおれっちが注いであげますからね~☆ あ、美羽さんもどうぞ☆」
か「ありがとう…あなた、名前は何て言うのかしら。のぞみの友達の友達なら、名前くらい知りたいわ。」
J「神宮海蔵っす!みんなからはJKと呼ばれてるっす☆ ヨロピク~☆」

く「………」


いわゆる「逆玉」という奴を狙っているのか、ひたすらかれんと美羽のご機嫌取りに走るJKだが、その努力はいくら重ねたところで無駄であることは、本人のために言わないでおこう。





の「そういえば賢吾くんとユウキちゃんが入ったっていう工学部宇宙工学科ってどんな所なの?」

のぞみは賢吾とユウキの二人とお喋りに興じていた。
彼女が入学したのは、文系の教育学部。筆者と同様、理系は未知の領域なため、話題は「工学部宇宙工学科」になる。

賢「…俺たちが選択した宇宙研究専攻では、宇宙の彼方から送られてくる、プレゼンターからの信号をキャッチして解読したり、コズミックエナジーの性質を調査研究している。」

「プレゼンター」。「コズミックエナジー」。いずれものぞみにとっては全く未知のタームである。
わけがわからなくなったのぞみの口から、またもや「あの言葉」が飛び出した。

の「プ、プレ…?それって、プリキュアと関係あるの?」

賢「?」
ユ「…な、ないと思うな~私は…ね?賢吾くん( ̄◇ ̄;)」


「プリキュア」。のぞみたちにとっては聞きなれた言葉であるが、
賢吾たちが知るわけが…あった。

が、賢吾たちが問いただす前にりんが誤魔化しに来てしまい、うやむやにされた。

り「バカ!のぞみ!ちょっとこっち来なさい!…すみません、今のは聞かなかったことに…」

りんがのぞみの耳を引っ張って向こうに連れて行ったことで話相手がいなくなった所に、今度はこまちが近づいてきた。弦太朗へのインタビューを終えたので、今度は他のライダー部メンバーの話も聞くつもりだ。

こ「賢吾くんとユウキさん、あなたたちの話も聞きたいわ。インタビュー、いいかしら?」




…………

こ「なるほどなるほど…じゃあ、二人共卒業後はどんな進路にするつもりなの?」

飲み物とお茶菓子片手に、二人はこまちのインタビューに答えていく。

ユ「卒業したあとは私はJAXAに入って宇宙飛行士になるつもりですけど、賢吾くんは宇宙京都大学の大学院に行くつもりなんです!」

宇宙京都大学。名前のとおり、古都京都に学舎を構える、宇宙研究においては日本でもトップレベルを誇る専門大学で、「漫画じゃない方の宇宙『京大(兄弟)』」と言われるほどその業界では有名である。

こ「あら?雄大の大学院にも宇宙工学研究科はあるのに、なんで宇宙京大に行っちゃうの?」
賢「向こうには、この道の研究で最近頭角を現している美翔という若手の研究者がいるんです。俺はあの人の下でコズミックエナジーの研究を掘り下げたい。そう思っています。」


美翔」…下の名前は和也といい、1年ほど前、22歳の時大学の卒論として発表した論文が宇宙研究の業界の第一人者の目にとまり、宇宙研究の実績では日本一を誇る宇宙京大大学院の研究チームメンバーとしてスカウトされた若き天才である。

現在、彼をスカウトした教授が急逝したのに伴い、急遽研究チームの後釜リーダーに就任。宇宙研究の道を志す若者たちにとっては憧れの的となっている。


こ「ありがとう。いい刺激になったわ。これ、取材させてもらったお礼よ。」

インタビューが終わった後、こまちはそう言って賢吾たちの手に小豆色の物体を握らせて次のインタビューに向かうのであった。

賢「これは…」
ユ「…羊羹?」


弦「…うん、美味い。」モグモグ

弦太朗もインタビューのお礼としてもらった羊羹を頬張っていたのだった。





ちょっと場面が変わる。

流「…あれ?」
料理やお茶菓子がどんどん運ばれてくる中、流星は京也がいつの間にか消えていることに気がついた。
流「あいつ、どこ行った?」

キョロキョロとあたりを見渡してみると…厨房から音が近づいてきた。

そしてドアを開けて入ってきたのは…
水無月家の執事である坂本さん、
と、その横で一緒に料理を運んでいる京也だった。

流「え!?…京也…お前…何してるんだ?」
京「何って…見ればわかるだろう。料理を手伝ってるんだよ。」


なんだってそんなことを。そう尋ねようとする前に、坂本さんが先に答えた。

坂「京也様が、私の作る料理を気に入って下さったようでして…近くで勉強させてほしいと仰るので快諾した次第でございます。」

坂本さんは料理をテーブルに置き、京也と一緒にまた厨房に戻っていった。

坂「さて、京也様。今度は焼きアイスクリームのつくり方をお教えしましょう。」
京「焼きアイスクリーム…?アイスを焼いたら溶けちゃうんじゃ…」
坂「ははは。本当に丸焼きにするわけではないんですよ…」



厨房に向かっていった京也を見て、りんはため息をついた。
り「ったく、百鬼くんったら。ここでまで料理の勉強だなんて…ま、お母さんたちも喜んでくれるからいっか。」
流「? どういうことだ?」


よくわからないことをりんが言ったので、流星はりんに質問した。

り「ああ、実はね…」


―――――――――――――――――――――――――――――

時間を少し前に戻す。京也は、花屋のバイトとして夏木家に雇われていたのだが、京也はぎっくり腰を起こしたりんの体の診察もしていた。

京也は確かにりんの腰の痛みを消した。だが、痛みとは「このままだと体が深刻なダメージを受けるから早くこの苦痛の原因を取り除け」という救難信号であり、応急処置として痛みを消しても根本的な解決にはなっていない。まだりんの体には問題が残っている。自分が手を出した身として、ちゃんと治るまで面倒見たい。そう言って診察してくれていた。

背中が反れて腰に負担をかけないようりんを四つん這いにし、腰の上にそっと手を添える。触れもせずに一体何が分かるのかと聞くと、「夏木さんの下半身の気の流れに異常がないが診ている」とか。

京「…うううん…まだ脊椎の腱の腫れが少し残ってますね…」
り「あとどれくらいで治るの?」
京「僕が、毎日こうやって爽痛を突けばきっと早く治りますよ…このペースなら、あと2、3日で完治するかと。」


そう行ってりんの手をまた握り締め、秘孔を刺激する。
診察が終わった。気がつけば、もう時刻は5時を回り、夕食の準備をしなければならない時間だった。

り「あ、ヤバ!晩御飯作らなきゃ…!」

いつもの癖で台所に向かおうとするりんだったが、それを京也が止めた。

京「ああああ!だから!まだダメですってば!りんさんは安静にしてて下さい!」
り「でも…」

京「…じゃあ僕がやります。」
り「…はい?」

京「冷蔵庫の中にある食材、適当に使っていいですね?」

当然のことのように、京也はりんを休ませて料理を作ろうとした。
あまりに突然で、りんも「はい」と答えるしかなかった。


数十分後。花屋の店番をやっていた和代は、京也がいつまでたっても家から出てこないのに違和感を覚えていた。

和「…りんの診察ももう終わってるだろうし…トイレにしては長いわね…」

まさかサボっているのか。そう思って家の中に向かった和代を、食欲をそそるいい香りが出迎えた。

カレーの匂いだ。

しかし居間を見てみると、りんは京也に言われた通りソファで横になっている。ということはつまり…

和「京也くん…?」
京「あ、すみません、勝手なことしちゃって!晩御飯、作らせてもらってます!」


鍋の中では京也の手によって、グツグツとカレーが煮込まれていた。
京也はあくまでも花屋のバイトであり、夕食の準備は、京也の仕事のうちには入らない。家事代行サービスとして雇っているわけではないのだから。

だが出来ちゃったもんは仕方ない。この「越権行為」を責めるのは後にして、とりあえず和代はカレーの味見をした。

和「…おいしい。」

コクがある。と同時に、しつこくない。辛さも丁度いい。それでいて、野菜や肉から染み出した旨みが時折顔を出す。めちゃくちゃ美味い。

和代は京也を許すことにした。


30分後。家族揃っての食事の時間。夏木家の人々は京也が作ったカレーを堪能していたが、その横で、京也だけは食卓につかずに一人キッチンの掃除をしていた。

ゆ「兄ちゃんのカレー、美味いよ!」
あ「おいしい!」
和「ホント。京也君、料理上手ね。」
父「万能の人だな。」


夏木家の誰もが京也の料理を絶賛した。

り「夕食時だし、百鬼くんも食べたら?おなかすいてるでしょ。」

と言って京也も食べるよう勧めるが、

京「…結構です。僕が食べるために作ったものではないので。」

ストイックなのか、はたまた皆と同じ食卓に腰掛けるのが恥ずかしいのか、京也は拒否してしまった。

り「水臭いこと言わない!ほら、こっち来て一緒に食べよ!あんたが作ったんだから!」
京「いや、僕、あまりおなかがすかない体質なので」

グギュルルルルゥゥゥッ…

京「…あ////」


口ではいらないと言っていても「体は正直」というやつらしい。自分の言葉とほぼ同時に飛び出した腹の虫の音に赤面する京也を見て、夏木家の5人の顔から笑みがこぼれるのであった。

京也も夏木家のテーブルに着き、自分で作ったカレーを食べ始めた。
そこに、彼の「実力」を目の当たりにしている和代が提案してきた。

和「ねえ、京也くん…あんた、こんだけ料理上手なんだし…うちの家事手伝いのバイトなんてやってみない?」
京「…へ?」
和「お掃除もできるみたいだしさ!その分のバイト代も弾むから、是非やってよ!」


京也の手できれいになった台所を見て、和代はさらに推す。

京「…わかりました。」

こうして、京也は「フラワーショップ夏木」のアルバイト店員兼、夏木家の「家政婦」ならぬ「家政夫」として迎えられたのであった。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――


り「ってわけ♪」
流「…珍しいな。あいつがそこまで人に自分から近づこうとするのは。」
り「?」
流(そこまで人は変われるのか…確かに、漢字は似てるよな。「恋」と「変」って。)


京也は人との間に壁を作りたがる性格で、積極的に人と友達になろうとすることはまずなかった。

どうやら昔、人と友達になることが怖くなるような「何か」があったらしく、誰かと口を聞くというのすら、一部の相手を除いて可能な限り避けていた。

それほどに人を恐れる京也が、

りんがぎっくり腰を起こした時には迷わず助けた。
その上、りんの家の花屋でアルバイトしたいなんて言い出した。
りんの体をいたわって、ご飯を作った。

道場で流星が見てきた京也の姿からは、想像もつかない行動だった。何か変な物でも拾って食べたのか。流星は最初そう思ったが、今では確信した。

「京也はりんに惚れている」と。

だが、好きという気持ちは本人の口から言わなければ意味がない。
流(…頑張れよ。)
そう心の中で呟き、黙って見守ることにしたのだった。




の「そうだ、りんちゃんもこっちに来なよ!」
のぞみがりんを弦太朗たちの所にまで引っ張って行った。

り「な、何よ…」
か「弦太朗くんが、あなたとも友達になりたいんですって。」
こ「私とのぞみさんはもうなったわよ~(=´∀`)」


如月弦太朗。かつて自分が通う高校にて「この学校の連中全員とダチになる男」を名乗った彼は、現在になって「この世界に生きてるやつ全員とダチになる男」にバージョンアップした。

大学の入学式でのぞみと友達になり、さっきこまちとも友達になったという。
ファーストコンタクトから友達になるまでかかった時間は、のぞみとは30秒、こまちとは15分。早い。彼なら、恐ろしい独裁者やテロリストとすら友達になろうとしそうで、かれんやくるみは開いた口が塞がらなかった。

か「私とも友達にならない?悪い人ではないようだし…美羽の友達なら、信用できるわ。」
弦「おう!いいとも!」
美「私が前にあなたとやったから、『アレ』は分かるわよね。」


「アレ」。またの名を「友情のシルシ」。弦太朗が友達になった相手と交わす儀式のようなものである。
握手をし、腕相撲のように手を握り直し、正面、上、下、と拳をぶつけ合う一連の動作を、弦太朗はかれんと行った。

か「何故かあなたがやると、とても意味の深い動作に思えてくるわ…不思議。」

普通の人がやったのでは動作を追加しただけのなんの変哲もない握手だが、何故か弦太朗がやると深みが出た。まるで、瞼に目を描くという古典的なギャグがレディー・ガガの手にかかれば一つのファッションと化すように。
どうやら彼には、人を魅了してやまない不思議な個性があるらしい。

同じような「個性」を持ったのぞみと意気投合したのも、必然なのかもしれない。

く「…あたしも、あんたさえよければなってあげてもいいけど?」
弦「マジか!おっしゃ!くるみ!それじゃあ、お前ともダチだ!」


今度はくるみと「友情のシルシ」を交わす。

さあ、続いてはりんの番…となった所に、こまちが余計なことを言った。

こ「ウフフ。りんさん、どんな関係も、まずはお友達から始めるのよ( ^∀^)」

どうやら「弦りん」を意識して言ったらしいが…これが思わぬ波紋を引き起こす。

弦「…………………………………………………………」
り「あの、それ、どういう意味ですか。こまちさん」

こ「どういう意味って…ただのお友達からもっと深い関係になることもあるじゃない♪」



バカ。知ってるくせに。何地雷踏んでんだ。そんな顔でかれんたちがこまちを睨むが、時すでに遅し。

り「…こまちさん…わざわざ人の心の傷に塩塗るなんて何考えてんですか!(>皿<)」
こ「あらら?私、何かマズイ事でも言ったかしら?」


マズイなんてもんではない。

もう何回目の説明だろう。

りんは、男運のなさに定評があった。

年相応の女の子らしく恋こそ多いものの、りんには今まで両想いになったことのある相手は一人もいなかった。

自分の好きになった男に限って、
既に「先客」がいてしかも結婚直前だったり、
幽霊だったり。
挙句の果てには自分を騙す目的で近づいてきた悪の組織の大幹部だったこともあった。


高校生、大学生になってもずっとそんな調子で、りんは失恋する度に「もう二度と恋なんてしない」と決意する…のだが、そんなことも翌日には忘れて誰かを好きになってまた失恋する。ひたすらそれの繰り返しだった。

しかも、この場にはいないが、のぞみとこまちには両想いの恋人が。
さらに春日野うららにも相手がいる。
かれんとくるみに至っては、なんと女同士で恋人(?)だ。


ちなみに、自分より一つ年上の知り合いの、お笑い芸人志望で何だか他人の気がしない男も、しっかりと彼女をゲットしていた。しかも中学生の頃からの仲だという。

見事に一人だけ仲間はずれで、年齢=彼氏いない歴絶賛更新中。
りんの前で、恋愛の話はもはやタブーとなっていた。

こまちはそのことを忘れていたのか、うっかり口が滑ったのか、それともわざとなのか、とにかくそのタブーを破ってしまったのだ。大変だ。

り「…お前らはいいよなあ…」
弦「?」
か「ああああ…」


別人格が乗り移ったように、りんはやさぐれ始めた。

り「自分がリア充だからいつまでたっても彼氏ができない私の悲しみが他人事ですんで…」

の「り、りんちゃーん…」

り「どうせ私なんか…これからもこれまで通り男に愛されずにしわくちゃのババアになって死ぬのよ…せいぜい私の分まで満喫してろー!クソッタレ共!」


酒も手伝ってか、人が変わったかのごとき口調の悪さになり、目つきは悪くなり、毒素を撒き散らすりんに、どうしたらいいか誰もが分からなくなった。

が、りんの荒れようにひどく心を痛め、手を伸ばそうとした男が一人いた。

京也だ。

厨房から料理を運んできた所で今の状況に出くわし、りんの心の傷を目の当たりにした京也がとった行動は、もはや恋する男という生物の本能に基づいたものだった。

京「…りんさん…そっか…だったら…僕が最初ですね。」
り「……はあ?」


少しずつ京也はりんとの距離を詰めながら語りかけた。

賢「?」
く「…ちょっと。何の話?」


京也の言っていることの意味を察知したのは、流星だけだった。

流(…なんだ、思ったより早く来たな。)

京「僕が…僕が、りんさんのことを好きになった、最初の男ってことです!」


(´<_` )
(´Д`)
(゚д゚)
(・□・;)
(゜д゜)



眼前に迫った京也の言葉に、その場の一同は言葉を失う。

台所からの、ジュー、という音だけが響く沈黙が破られたのは5秒後だった。

一同『えええええええええええええええええええええええええ!!!??(((゜Д゜;)))』

ユ「う、嘘!これって、愛の告白?!」
賢「お目にかかるのは初めてだな。」
隼「…美羽♪(*´ω`*)」
美「隼はちょっと黙ってなさい!(`Д´)」
友「…(*´∀`*)流星さ~ん♥」
弦「おいおい、なんつータイミングで告ってんだ。」

こ「あら、怪我の功名ね( ´▽`)」
か「いやいや、こまち。あなた、棚上げしちゃだめよ。」
く「…………(そういえばあの京也って奴の顔、どこかで見たことあるような…ないような…)」

流(…今このタイミングで告白か…相手の精神状態は最悪。さあ、この危機をどう乗り切る!




あまりに突然の出来事に、りんは酔いから醒めてしまった。

り「…何?」
京「もう一度…言います。僕は…僕は…りんさんのことが…好きです!!」


再び京也のオスの雄叫びが木霊する。

り「…………へ?」
京「よかったら…僕と…恋人になってください。」


言った。勇気を振り絞って、静かに、一世一代の愛の言葉を紡ぎ出した。

当然、りんは告白などされたことがないし、自分が恋愛の対象として見られるというのを半ば諦めていた。
ほんのりと頬を染め、戸惑った顔を見せるりんだったが、その直後の返答は皆を失望させた。


り「…へ~、百鬼くんってそういう冗談言ったりするんだ~…慰めようとしてくれてるのは嬉し
けど…本気でもないのにそんなこと言われると却って傷つくな…」


どうやら冗談だと受け取られたらしい。
京也からすれば心外だ。
しかしショックを受けている暇はない。
京也は少し語気を強めて言った。

京「冗談なんてとんでもない!僕は本気だ!」

最初のガードを崩したものの、りんはまだ疑っていた。

り「…アタシ…うららみたいなアイドルでもないし…こまちさんみたいに胸も大きくないし…のぞみみたいに明るい性格でもないし…いい所なんか一つもないわよ…?」
京「そんな理屈は関係ない!だって、一目惚れなんだから!初めて会ったあの時から…りんさんのことが好きです!」


もうこんな機会はないかもしれない。その思いが京也を動かしていた。
その思いが生み出す強い押しでガードは完全に崩れた。さあ、カップル成立…と思いきや。

り「…嘘。」

まだ疑うのか。俯きながら呟いたりんに、美羽が怒って思わず文句を言おうとした。

美「ちょっと!何なのよあなた!京也がそこまで言ってるのになんで…」
隼「美羽、よせ!」


これは京也とりんの問題だ。第三者である自分たちが介入してはいけない。
隼は目線で美羽にそう言った。

ごもっともだ。我に返った美羽はすぐ引き下がる。

と、京也が一瞬顔を険しくした次の瞬間!




―――――――――――――――――――――――――――――――――――――






ズキュウウウン



荒木飛呂彦ならそんな効果音を挿入していただろう。
その場の誰もが硬直する光景が一同の目に飛び込んできた。

京也はりんに掴みかかり、唇を奪っていたのだ。

J「や…」
友「やった(゚O゚)」


さすが京也!おれたちにできない事を平然とやってのけるッ
そこにシビれる!あこがれるゥ!

京也に取り巻きでもいればそんなことを言っただろう。
そんでもってこの小説が映像化されれば、演者は「このセリフをいい加減な気持ちでやったらファンの皆を敵に回すことになるよ」とくぎを刺されただろう。
が、京也に取り巻きなどいない。

代わりに、この場に居合わせている一同が固唾を飲んで、何も言わずに見守っていた。

さあ、りんはどう出るか。誰もが二人にくぎ付けになるが…



ピシャンッ


………………………………………

り「…信じらんない!レディに無理やりキスするなんて何考えてんのよ!」

京也の頬を右手の平ではたき、りんは京也を振りほどいていた。
突然ファーストキスを奪われたことに一瞬戸惑ったが、その顔はすでに激怒の表情になっていた。


り「…帰る。」

もうこんな場所にはいたくない。りんの目はそう言っていた。

か「りん…まだ料理が全部出ていないんだけど…」
り「帰るって言ってるでしょ!」


そう言い捨てて、りんはお茶会を後にした。


そしてこの3日後、
さらに二人の仲を引き裂くことになる大事件が起きるのだが…その話は、後日。

―――――――――――――――――――――――――――――

りんちゃんのやさぐれ状態は地獄兄弟のモノマネをしてる感じで脳内再生してくださいw

ここで、私は眠いので続きを転載するのは明日。お楽しみに。

一日遅れて妄想エピソードの転載です

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はい、皆さんこんにちは!一昨日に「明日までには全部転載する」とか言ってたのにしなくってごめんなさい!今日、今日やります!では、どうぞ!


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〈4月*日 午後2時51分 星心大輪拳道場 特設試合会場 選手控え室〉

流「…にしても、師匠も変なことするよな。明堂院流古武術とどっちが強いか決めようだなんて。」

流星は呆れていた。
何に呆れていたのかというと、自分たちの師匠の意地っ張りにである。

なんでも、古い友人である明堂院古武術の師範との酒の席にて「星心大輪拳と明堂院流古武術ではどちらが強いか」と口論になったらしく、

「ではこの際白黒はっきりさせよう」

というわけで、他流試合をすることになったとか。

いくら酒が入っていたとはいえ、まるで子供である。



が、それよりも気がかりなことがあった。

京也だ。

3日前、京也は自分が一目惚れした相手であるりんに告白した。だが、自分自身を卑下してりんは本気にしてくれなかった。それに対して感情が爆発したのか、京也はりんに無理やりキスをした。

しかしそれが裏目に出てしまう。京也は好きでもない女性とキスできるほど器用な男ではない…のだが、そんなことを知るわけもなく、「初めて」を奪われたことにりんは憤慨し、京也に対する感情は急激に悪化した。おそらく修復は不可能だろう。

「初恋は叶わない」などと言うものの、その初恋の相手に嫌われたことによる精神的ダメージは計り知れない。京也は抜け殻のようになっていた。

「恋にまつわる心の傷は時間が解決してくれる」と言って師匠は口を出さずにいるが、流星にはむしろ時間が経つほど京也の心の傷は深くなっているように思えた。

京「…………………りんさん…」

などと周りは言うが、京也にとっては自分がりんに嫌われたことなど微々たる問題であった。

確かに京也もオスである。「好きになった相手を自分の思い通りにしたい」という欲望は存在した。そしてその気持ちが暴走した。
その結果、我が身をこの世から消し去ってしまいたいと思うほどの悔恨に行き着いた。夏木家での仕事もクビにされた。

謝ろう。

単なる独りよがりと言われればそうかもしれないし、謝ったところで…というか、もう何をしてもりんの京也に対する感情は改善しないだろう。でもそうせずにはいられない。京也なりのケジメのつけ方だった。

そんな京也の姿勢に対するりんの対応は…「無視」だった。

りんが京也にかけた最後の言葉は、「クビよ」。それ以降、りんは京也に何を言われても無視し続けていた。
それが何より辛かった。




〈同日 午後3時 星心大輪拳道場 特別試合会場 一般見学席〉

一方、一般にも解放された試合の見学席にて、「仮面ライダー部」の一同とのぞみ、りん、こまち、かれん、くるみは試合が始まるのを待っていた。

弦「流星!京也!勝てよ~!」
の「いつきもがんばってー!」


星心大輪拳と明堂院流古武術の試合は、それぞれの先鋒、次鋒、中堅、副将、大将と出ていき一対一の総当たり戦を行い、先に3試合勝利した方の勝ち、という形だった。
「いつき」とは、明堂院流側の大将。16歳という若さで、しかも女性ながらその腕はかなりのものらしい。

流星が副将で、京也が大将だった。

どちらが勝つか分からない。さて、どうなることやら…

り「勘違いしないでよ。私は京也じゃなくていつきを応援しに来たんだからね。あんな奴、いつきにコテンパンにやられればいいのよ!」

りんは京也にされたことをまだ怒っている様子な一方、

く(やっぱりあいつ、どこかで見たことがあるような…もう少しで思い出せそうなんだけど…)

くるみは必死に考え事をしていた。




と、

う「のぞみさ~ん!」

聞き覚えのある声の女性がのぞみたちの下にやってきた。

う「すみません、収録でちょっと遅れて…」
の「あ、うらら~!」


もちろん、我らの春日野うららである。声も京也に押してもらった秘孔の効果によりすっかり調子を取り戻していた。

賢「…何?」
ユ「この声で…うらら…ということは…」
J「まさか…」




弦太朗たちはまるで機械人形のように、「ギギギッ」と首をひねって後ろを向く。
視界に飛び込んできたのは、ご存知今を時めくトップアイドル、春日野うららだった。


弦「…えええええええええええええええ!!!!??」

隼「本物の…春日野うららか!?」
美「これは驚いたわね…」
友「…すごい〔゚Д゚〕」


仰天しているライダー部にりんが突っ込んだ。

り「あ、ちょっと!あんたたち騒ぎを大きくしないでよ!うららも!少しはスーパースターらしくできないもんなの!?」

うららはトップアイドルでありながら、帽子やサングラスで顔を隠すこともせずに普通に生活している。「スーパースターとしての自覚が足りない」と言われれば、確かにそうかもしれない。
が、りんが大声を出したせいで逆に目立った。


「春日野うらら!?」
「マジでか!」
「あの、サインください!」
「握手してー♡」

春日野うららの登場に気づいた観客たちがうららに群がり、試合会場は大パニックになった。
弦「のぞみ…あのうららとどうやってダチになったんだ?」
の「え?…同じ中学だったの!」




騒ぎは収まり、どうにかこうにか観客席が落ち着きを取り戻した所に、

小「お、いたいた!」

若い男性が3人やって来た。


やって来たのは、黒髪・色白の男性に、金髪・色黒の男性、そして茶髪でほかの二人より若い外見の男性。
一人目、二人目の男性は30歳前後、三人目は20歳前後と見受けられた。

の「あ!おーい!ココ…田せんせー!こっちこっち~!」

のぞみが男達に手を振り、男たちものぞみを目印にしてそばに座った。

弦「お?のぞみ、そいつら誰だ?」

男たちと仲良く話しているのを見て、のぞみが男と親しい仲であることを察知した弦太朗はのぞみに尋ねた。

の「そっか、げんちゃんたちとは初めましてだね!」
夏「のぞみがこの間話題にしていた、大学での最初の友達…こいつか。」


のぞみの友人たちと思しき男らにも弦太朗の噂は広まっていたようだ。

小「はじめまして、のぞみの友人の小々田コージです!この近くの中学で、教師をやっています!よろしく!」

黒髪の男性が最初に自己紹介した。

夏「俺は…皆から夏と呼ばれている。…これ、俺が経営している店だ。」

続いて色黒の男も自己紹介し、店の宣伝用カードを仮面ライダー部一同に配っていった。

J「ナッツハウス…ああ!あのお店っすネ!何回か来たことあるっす!」

JKのリアクションに、夏が応えた。

夏「そういえば君の顔は見覚えがあるな…ちなみに、うちのアクセサリーのデザインは殆ど全部りんがしてくれている。」

J「え!?…マジっすか!?」
弦「りん、結構すげえじゃねえか!」
J「…いやあ~、てっきりただの残念美人かと」


ボガアアァッ

「残念」呼ばわりされたことに怒ったりんにJKはしっかり殴られましたとさ。めでたしめでたし。


甘「えーっと、甘井シローです。年は19。まあ…うららの…付き人だ。」
弦「なるほど、コージに、夏に、シローだな!俺は如月弦太朗!この世界に生きてるやつ全員とダチになる男、そんでもって、のぞみのダチっす!」
夏「…フッ。面白いことを言うな。」
小「こちらこそよろしく、弦太朗くん。」


の「…あれ?」
か「おかしいわね…」
こ「くるみさん、見当たらないわ。」


気さくにコージたちと話し始める弦太朗を前に、のぞみたちは違和感を覚えた。
弦太朗は、コージと夏を「こいつら」と呼んだ。
それでは飽き足らず、下の名前で呼び捨てまでした。
弦太朗が二人にとった行動に対し、普段なら胸ぐらを掴んで怒り狂うハズの、くるみが出て来ない。というか、いない。

トイレにでも行ったんだろうと思って待つことにしたのぞみたちだが、そのくるみが大事件を起こすことなど、予想もしていなかったろう。

そう。試合が終盤になるまでは。




先鋒戦は、明堂院流側が口の中に隠していた含み針を使ったことで反則負け。
次鋒戦では星心大輪拳側が投げ技を決められて敗北。
中堅戦は蹴り技を見事相手に命中させた星心大輪拳側の勝利となった。

リーチをかけた星心大輪拳側だったが、副将として出た明堂院流側の熊本という男に流星は惜しくも負けてしまった。



そして大将戦…百鬼京也VS明堂院いつきの勝負になった。
この戦いで勝った側が総合勝利ということになる。

京「…」
い「…」


両者共に顔は気迫にあふれ、その気持ちは相手を倒すことに集中していた。

審判「…始め!」

審判が試合開始の合図を放ち、互いに距離を詰めて相手が自分の射程に入る距離まで接近しようと足を踏み出した…その時!


ズドオオオオオオオオン!


突然何かが床に激突し、土煙を立て、地面を大きく揺らした。
観客も、両陣営の選手も、大パニックとなる。

隕石でも落ちてきたのか?それとも天井が崩れたのか?

試合会場は騒然としたが、その中でも京也は冷静だった。
土煙の中に目を凝らし、床に激突した「何か」の正体に身構える…と、次の瞬間!

ドゴオォッ!


その「何か」は土煙から飛び出し、京也を攻撃した。
「グー」に握り締めたパンチを京也の腹にめり込ませた「何か」の正体…それは乱入者、しかも女性だった。

ウェーブがかかったツーサイドアップの紫色の髪、
胸にバラをあしらったコスチューム、

そう、その名は…


ロ「青いバラは秘密の印…ミルキィローズ!」


人体における最大の急所の一つである肝臓をフルパワーで攻撃され、5mほど吹き飛んだ京也に、その戦士はポーズをとり、叫んだ。

もうお分かりだろう。ミルキィローズとは、美々野くるみが「奇跡の青い薔薇」の力で変身したヒーローの名前である。



くるみは思い出したのだ。百鬼京也の顔をどこで見たのか。
「5年前の夏頃、『百井京介』を名乗り近づいて、仲間の一人を騙そうとしたあの男にそっくりだ」と。

「彼」はあの時確かに自分が仲間と共に倒したはず。
だがもし、万が一、何かの手違いで生きていたとしたら…

仲間の一人をまた騙すために来たのかもしれない。
だとすれば、そうなる前に、今度こそ確実に息の根を止めなければ。

そう思い、京也に不意打ちをかけたのだ。



一方京也はというと、
何故自分がいきなりミルキィローズなる女性に襲われねばならないのか、わけがわからなかった。
自分が先ほど受けた攻撃によるダメージの状態を確認し、攻撃を避けながら、必死に思い出していた。

自分は、目の前の変な格好の女に不意打ちされねばならないほどの何をしたのか。


交通事故に巻き込んで怪我でもさせたのだろうか?
―いや、京也は車やバイクの免許は持っていない。交通事故だとしたら巻き込まれる側だ。
借りたお金をまだ返してない?
―いや、このなんとかローズという女性とは初対面だ。金など貸しているはずがない。
じゃあ何だ?

…やはり分からなかった。

が、そんなことはお構いなしということなのか、ローズの攻撃が休まることはなかった。

しかし京也もやられっぱなしではいない。
攻撃しようとした一瞬の隙に、くるみの側頭部に拳を当てた。

もちろんデタラメに攻撃したのではない。

京也が突いたのは、秘孔「新伏免」。
一歩でも動けば意識を失うほどの激痛が全身を襲う、最も致命傷になりやすい秘孔の一つである…筈だったのだが、ローズは全く問題なく攻撃してきた。


左右ジャブ、ストレートと顔を攻撃してガードを上げさせ、
再びレバーに重い一撃を食らわせる。

怯んでガードが解けた所に、
京也の左頬をローズの右拳が貫いた。




が、それでも確実に止めを刺すため、さらに追い討ちをかけた。

そのまま拳を回転させ、
立てた親指を、

ロ「…フンッ!」

京也の左目に、根元まで突っ込んだ。

京也も咄嗟に目を閉じて防ごうとしたが、ダメージの影響で反応が一瞬遅れ、攻撃を許してしまった。


ズボオッ!

京也の目にローズの親指が侵入する音に、逃げ惑っていたその場の誰もが凍りついた。
これが試合ならば、審判がローズを急所攻撃による反則負けとしている所だが、
その審判は先ほどの衝撃で気絶していた。
もう誰も止めてはくれない。



ロ(まさかあの子に貸してもらった漫画が、こんな所で役に立つなんてね…)

話題が横道に逸れるが、この技はくるみが友人に貸してもらった漫画にて登場人物の一人が使っていた「裏ボクシング」のテクニックの一つである。

劇中でこの技を受けた主人公は目から流血する怪我を負ったが、翌週には何事も無かったかのように回復している。
しかし、京也がくらったように親指を根元まで深々と突き入れられてはたまらない。ローズが指を引き抜くと、京也の左眼が入った顔の穴からは噴水のように血が噴き出した。


非常に危険なので、読者の諸君は絶対に真似をしないように。





京「ぐああああああああああああああああ!!!!!」

京也は眼を攻撃された激痛に思わず叫んだ。
と同時に、確信した。

この女性は本気で自分を殺そうとしている、と。

だが、まだ自分は死ぬわけにはいかない。生きて、やることがまだ残っている。
京也はそう思い、恐怖を押さえつけてローズを睨みつけた。

京「…なるほど…君が僕の命を本気で奪うつもりでいるということは理解した…」

続いてローズに構えをとって、言った。

京「だが僕にはまだ生きてやらなければならないことが残っているんだ…だから僕は全力で…君に殺されない!」

宣言をした京也に今度はローズが返す。

ロ「『殺されない』ですって? …痛みで頭がおかしくなったみたいね。」


京「…いや、僕は至って冷静だよ…そして僕も…君に殺されないために…使うことはないだろうと思っていたこの姿を…使う!」


京也はそう叫び、両腕を広げ、咆吼した。

叫び声が空気を震わせる。
一体何が起きるのか、と見てみると、
ありえないことが起きた。


顔にステントグラス状の模様が浮かんだのを始まりに、
腕に巨大なハサミが形成され、
全身を鎧のような外骨格が覆い尽くし、


京「KUAAA…」


京也は怪物の姿に変化したのだ。


ロ「…その姿…まさかあなた…ファンガイア!?」

だが京也は忘れていた。

自分とローズの戦いの場にいたのは、二人だけではないということを。

戦いを見ていた観客の中に、自分と同じ血が流れた種族を知る女性たちがいることを。

続く!




怪人紹介


名前…スコーピオンファンガイア
身長…2m1cm
体重…308kg
真名…「燃え盛る宴」


インセクトクラスに属する、サソリを彷彿とさせる姿をしたファンガイア。

全身を覆う外骨格の鎧は重戦車の砲撃にも耐えるほどの頑丈さを誇り、握力はダイヤモンドでも握り砕くほど強力。また、両手を変化させた巨大なハサミは鋼鉄のシャッターを紙のように引き裂いてしまう。左腕にあるサソリの意匠は尻尾が着脱可能で、鎖鎌になる。元々身につけていた「星心大輪拳」の技術と相まって、戦闘能力は非常に高い。

人間体は「ある人物」にそっくりな18歳の少年、「百鬼京也」で、ミルキィローズに襲われて左眼を傷つけれらたことで命の危機を感じ、この姿を晒した。

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「オールライダー&プリキュアオールスターズ 前日談シリーズ プリキュア5×フォーゼ編」の続きは現在執筆中!ちょっとだけ待っててね!

「オールライダー&プリキュアオールスターズ 前日談シリーズ W編」!

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はい、これが3月5日現在の最新作です!すぐまた新しいのがうpされるかもですが…
まあ、とりあえず見てって!

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〈4月○日 午前8時34分 風都 鳴海探偵事務所〉


フィ「翔太郎!」
翔「あ?何だよ、フィリップ。」
フィ「この記事を見たまえ!」


髪をクリップで留め、緑色のワンピーススタイルという奇妙な格好の少年が、スーツと帽子の(松田優作にかぶれたようなとも言う)青年に雑誌の記事を突きつけていた。

ここは風と共に生きるエコの町、風都(ふうと)。
その一角にある探偵事務所が事件の舞台だった。

今の二人はこの探偵事務所を構える探偵、左翔太郎と、その相棒フィリップである。

翔「え~っと、何々?…『美人過ぎるたこ焼き屋』?何だこれ。」
フィ「わからないのかい?『美人』で検索してみたらこんなにも興味深い項目が出てきたんだ!」
翔「…まーた始まったよ。この検索バカがぁ…」


「何の話?」という人のために簡単に説明しよう。
フィリップの頭の中には、「地球(ほし)の記憶」が全て網羅された「地球の本棚」が備わっている。翔太郎が外を回って集めた情報をもとにフィリップが「検索」をかけ、目的の人や物をあぶり出すのが彼らの探偵としてのやり方である。

だが、フィリップ本人もこの「本棚」の中にある「記憶」を全て把握しているわけではない。何かの拍子にその「記憶」に関連したことを検索することに夢中になり、捜査が進まなくなるのもしょっちゅうだ。

どうやら、「美人」というキーワードでの検索をしていた過程でこの雑誌の記事にたどり着いたらしい。



〈同日 某時刻 東京都内若葉台市 藤田家〉


一方その頃、
台所でたこ焼きのための仕込をしていた、噂の「美人過ぎるたこ焼き屋」のふたりは


ひ・ア「「ハックション!」」


と大きなくしゃみをしていたとさ。

ア「あら~?ひかり、風邪でもひいた?」
ひ「いや、多分違うかと…」




翔「えっと、どれどれ…『都内各地に順番でお昼時やってくるワンボックスカーでの移動式たこ焼き屋を経営する二人の女性、藤田アカネさんと九条ひかりさんが超美人であると学生や近隣の住民の間で話題になっている』、と…なるほどね。」
ィ「是非見に行こう!ボクは彼女たちがどれほどのものか、実際に見に行って確かめたい!」
翔「このスケジュールによると…今日は雄宗大学って所に来るらしいな。」



こうなってしまったフィリップを止める手立てはない。仕方なく、翔太郎は納得した。

翔「はぁ…じゃあ、今日は事務所はお休みか…亜樹子、」


「なんならお前も一緒に行くか?」と続けようとしたが、
普段なら「たこ焼き食べに行ってる暇なんかあるかい!」というツッコミと同時に翔太郎の後頭部に叩きつけられるであろうスリッパの音が響くことはなかった。


翔「…って、今は俺たちしかいないんだっけか。ったく、今頃夫婦水入らずで楽しんでやがるんだろうな、あいつら…」

雄宗大学がある町は、風都からは車で3時間の距離にある。行ったら腹が減るのは確実だ。まあ、たまには飯を食うためだけに遠くに行くのも悪くない。


翔「…よし、俺らも今日はお休みにして、行くか!」


そう言って、二人の男はガレージに向かって行った。

これから出かける先で、4年前に出会った友人たちと思わぬ再開を果たすことや、
迫り来る巨大な悪をその「友人」たちと一緒に迎え撃つことになるということなど、
知る由もなく。



「あの人は今」のコーナー

左翔太郎…1985年2月2日生まれ(演じた桐山漣さんの生年月日と一緒)

28歳。風都を守る探偵として、変わらない日常を過ごしている。
ちなみにこの小説の時点では、上司である照井亜樹子は夫と旅行中。身長175センチ。
最近フィリップに身長を少し超されたことに強い危機感を覚えている。


フィリップ…1993年3月7日生まれ(検索=サーチ  サー=3 「チー」は中国語で7)

20歳。一度死んではいるが歳はとる。相変わらず検索が趣味で、「美人」のキーワードで検索をかけていたらアカネとひかりにたどり着いた。たこ焼きはずっと食べたことがなかったため、TAKOCAFEでたこ焼きデビューということになる。身長176センチ。


藤田アカネ…1980年8月8日生まれ(あかねはなぎさたちと年があまり離れていないと考えて、生まれた年はなぎさたちと丁度10歳違い。誕生日は、たこ焼き→タコの足は八本)

32歳。変わらず「TAKOCAFE」のオーナー。
曜日ごとに都内の大学や予備校にローテーションでお昼時に向かい、
みんなのお腹を満たしている。美人なので、あちこちにファンがいる。
現在「TAKO CAFE」にはチェーン展開のオファーが来ていて、
それの準備と今ある「1号店」の切り盛りで多忙な毎日を過ごす。
「もうすぐ社長になる」と言って、よく店に来る中学高校時代の後輩に自慢している光景が、
都内に位置する「雄宗大学」の学生に目撃されている。身長159センチ。


九条ひかり…1992年9月9日生まれ(公式)

21歳。大学には行かず、アカネの店を手伝っている。身長165センチ、ブラのサイズはDカップで、仲の良い先輩二人の片方に身長、もう片方におっぱいで勝っている。どっちもまだまだ成長中。多分ひかりの存在がタコカフェの集客に一番貢献している。

短めのお話を転載します

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どうもこの場ではお久しぶりで~す、特撮大魔王で~す。
またまたpixivに投稿していたSSをこっちに転載します。
時間の都合とか考えると今日投稿できるのはこの一作だけですが…
まあとりあえず見てって!

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「「「大学ツアー?」」」

都内の郊外に位置する若葉台市。その住宅街で、一際異彩を放つ和風の屋敷。
その中の座敷で、3人の少女―いや、年齢を考えると少女と呼ぶのは失礼にあたるかもしれない―が、テーブルをはさんで正面に座った女性へ、同時に声を投げかけた。

ほ「そう。あなたたちも、もう高校3年生でしょ?もうどの大学を受験するかくらい決めていなきゃいけない時期よ。」

その屋敷の主である一家の一人娘である黒髪の女性、雪城ほのかがそう返した。

ラ「あああ…もう高校生活も1年ないんだああ…どうしよう…」
美「あたしは万が一の時の為に資格を取りたいから経済学部なんかを考えてるけど…二人はどの大学に行くつもりなの?」
祈「私は当然獣医学部に行くつもりだけど、まだどの大学を受験するかまでは大体しか…」
ラ「あたし全然決めてないよおぉ…」


友人、蒼乃美希山吹祈里に挟まれた席で、3人のリーダー格の桃園ラブが机に突っ伏す。

祈「そうならないように、高三になる前にやること見つけなさいって言ったのに…」
ラ「3年間もあるからその間に見つかるだろうと思ってたあたしが甘かった…」





彼女が何をそんなに困っているのか。読者諸兄には少しだけ時間を遡って
説明しなければなるまい。

ラブは14歳の時、超人気アイドルグループ「トリニティ」のリーダーである知念ミユキと
ひょんなことから知り合い、ダンスを教わることになった。

元々ミユキさんに憧れていたこともあり、ラブは友人であった美希と祈里を巻き込み、共にレッスンに励んだ。
後に、迂余曲折を経て友人となった東せつなを加え、
4人は「クローバー」というダンスチームを結成。
せつなは事情があって自らの故郷に帰ってしまったが、
今でも一ヶ月に一回は「こちら」に顔を出して一緒にレッスンを受けている。

そんな生活が続いておよそ2年、高校生になって、大人になった時の事を本格的に考えなければいけなくなった時、ラブは「時間」という魔物に囚われてしまっていた。

「高校を卒業するまで3年もある。その間にやりたいことは見つかるはず。」


そう甘く考え、ラブは進路決定をズルズルと引き伸ばしていったのだ。
「早く進路を決めないとマズいぞ」という周囲の忠告も
暖簾に腕押し、豆腐にかすがい、ぬかに釘。
彼氏ができたことで気持ちが浮かれていたのも手伝ってか―その「彼氏」も口を酸っぱくして同様に忠告していたのだが―完全に目の前のこと=ダンスだけにひたすら取り組んで、
他をおざなりにしてきたというわけ。
そしてとうとう、今すぐにでも進路を決めなければならない時が来てしまった。

ミユキさんからも一度「全員が進路を確定させるまでレッスンはお預け」と
脅かされたこともあった。あの時、前述の「彼氏」…ミユキさんの弟に
色仕掛けをしてミユキさんにレッスンを再開するようお願いさせるなんて
せこいマネをしないで、ちゃんと進路を考えておけばよかった。
後悔すべき話は多いが、後悔先に立たず。覆水盆に返らず。覆水難収。覆水不返。
気がつけば過ぎている。それが「時間」である。

皆さん、時間は大切にしましょう。失われた時間は取り戻せません。

ラ「ああああ…どうしよう、どうしよう、みきたん~、ブッキ~(><)」
美「どう考えても自分で蒔いた種でしょう!自分でどうにかしなさい!」


美希の言う通り。ちゃんと周りの言う事を受け入れていればこんなことにはならなかった。その分無駄にしていたエネルギーは後悔することよりもリカバリーショットに割いていただこう。




ほ「というわけで、ラブさんが特に危険な状態だし、私となぎさが大学案内をしてあげようと思ってるの。」
祈「確かお二人の卒業したのは雄宗大学ですよね。丁度良かったわ。獣医学部があるから、候補の一つなの。」
美「確かに、大学の雰囲気を見るならオープンキャンパスの時よりも何もない時に来た方が良いわよね。是非お願いします…ラブのためにも。」



ほ「わかったわ。それじゃあ…○日、九時に大学の正門前に直接集合でいいかしら?」

ラ・美・祈「「「はー!」」」

ほのかに対して返事をし、3人は屋敷を去っていった。

この時、この3人は知らない。
約束の日に、
自分たちとその仲間が4年前に風の都で出会った友人と思わぬ再開を果たすことも、
その「友人」や仲間たちと共に、迫り来る邪悪な敵と戦うことになるということも。





「あの人は今」のコーナー

桃園ラブ…1996年3月3日(桃の節句)

17歳。ずっと進路をまともに考えていなかったため、
高校3年生の現在になってそのしわ寄せに遭っている。
ミユキさんからのレッスンは本数を減らしてもらい、
その分の時間を進路を考えるのに使っている。4人の中では一人だけ彼氏持ち。
身長165センチで、ブラのサイズは超高校生級のFカップ。彼氏はムラムラして大変だ。

蒼乃美希…1995年12月12日(数字の12は完璧さの象徴)

17歳。読者モデルとして忙しい毎日を送る。
身長170センチでブラのサイズはCカップ。
ラブや祈里より胸が小さいのが悩みの種だが、本人曰く
「あたしの近くにあたしにつりあう男の子がいないからであたしのせいじゃない」。
体型を気にして無理なダイエットをしているためか、やせ型。
腰はくびれていて小尻なのでボンキュッキュな体型。

山吹祈里…1995年12月25日(クリスマス)

17歳。大学は獣医学部に入学する予定であり、
ラブとは対照的に進路がほぼ固まっている。
ラブたちとは違ってくびれがなく全体的に丸っこい体型で、
Eカップの巨乳が目立つのを恥ずかしがって猫背気味。身長159センチ。

東せつな…1996年3月8日(小松由佳さんの誕生日)

17歳。「ラビリンス」復興のために祖国にて奮闘中。
管理国家でなくなったラビリンスの新体制を作り出すべく仲間たちと頭を捻る毎日だが、
今でも一ヶ月に一回くらいのペースで「こっちの世界」にも来て一緒に踊ったりするなど、
ラブたちとの交流が完全に途絶えたわけではない。身長165センチ。
体型はラブと瓜二つ&悪役時代を思い出させるグラマーさで、
これまた超17歳級のFカップ。

雪城ほのか…1990年4月4日(公式)

23歳。雄宗大学理工学部を主席で卒業したばかりで、そのまま大学院に入った。
同じ大学を卒業したとある友人とは現在も交流が続いており、
その「友人」の結婚式ではスピーチを務めた。身長160センチ。
ブラのサイズはDカップで、身長171センチかつスレンダーな体型である「友人」と並ぶと
カップルに間違えられることもしばしば。

「プリキュアオールスターズ New Stage3 永遠の友達」 レビュー

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皆さんこちらではお久しぶりです!
最近メインの活動拠点がpixivになっててブログをほったらかしにしてました、
特撮大魔王でございます!

今日、午後にプリキュアオールスターズNS3を見てきたのですが、
これがあまりにも面白くてですね~(^-^)

ライムスター宇多丸さんの色々な映画レビューを最近聞いて、
「(一次創作、二次創作問わず)良いストーリーの作り方」について考えることが増えたので、
自分の中の考え、感じたこととかをアウトプット出来るようにする練習を兼ねて、

レビューを書いちゃいます!!

お目汚しではありますが、お付き合い下さい(見てくれる人がいるかは置いといて)

(注意)この記事には、一部ネタバレが含まれます。
まだ見ておらず、ネタバレは勘弁という人は何も見なかったふりをして、
ブラウザバックをお願いします。


~あらすじ~

一年前、プリキュアの皆さんからお世話になった「妖精学校」の生徒、エンエングレル
二人はその行動力を買われ、最近誕生したらしい新しいプリキュアである「ハピネスチャージプリキュア」のことを妖精学校の教科書に載せるための調査を先生から依頼される。
エンエンとグレルは昨年起きたとある事件当時一番新しいプリキュアだった、
ドキドキプリキュアのパートナー妖精「シャルル」を経由して、
彼女たちの後輩と、シャルルが知り合いだというプリキュアの妖精、リボンと接触を図る。
そんな時、巷では子どもたちが眠ったままいつまでたっても目覚めないという謎の怪現象が発生していた…

…………………………………………………………………



とりあえず、大雑把な感想を言います…最高です!!
何が最高なのか、それは話の下手な私がゴチャゴチャ言ってもしょうがないことなので、
実際に見て下さい。



…と、それだけだとレビューにならないので、
私が「あ、これは!!」と思った場面・描写・演出などの話をしていきます

※もう一度言いますが、ネタバレになる話をするので、ネタバレは勘弁という人は避難して下さい

そもそもの前提の話として、オールスター映画に限らず、
この手の所謂「クロスオーバー」で重点が置かれるカタルシスのツボはこれです。

オレたちが、
仮に、
力を、
合わせさえすれば…

M・U・T・E・K・I(ムテキ)!!


これに尽きます。
(2012年8月25日放送「ライムスター宇多丸のWeekend Shuffle」内「ザ・シネマハスラー」より)

プリキュアオールスターズの映画が「New Stage」シリーズに突入してからは、
1、2と連続で、中心に据えられるのはその映画のゲストキャラとなり、
タイトルはプリキュアなのに、プリキュアは「お客様扱い」となっているという指摘があります。
実際私もそう思います。
しかし、この映画においては、ちゃんと

①先輩のプリキュアたちが、
②ストーリーの重要な場面で強力な起爆剤となり、
③その「中心に据えられるゲストキャラ」の精神的な成長に貢献する


ことで、同時にちゃんとプリキュア「も」主役として活躍出来ていると感じました。
所謂「お祭り映画」としても最高の出来だったと思いますが、それについての話は、
私より文章の上手い人がが書いてくれると思うので、しません。
だってすごすぎるんだもん。
あいつとあいつが一緒に戦う場面を見たかったという人がニヤニヤする場面が沢山あった、とだけ言っておきましょう。



で、その「中心に据えられるゲストキャラ」というのは、
今回は夢の妖精であります、バクの「ユメタ」とその母親です。

今回の映画の物語は、端的に言うと
「子離れ出来ずに、子供のため子供のためとあらぬ方向に頑張っちゃう親が、『本当に子供のためになること』に気付いて心を入れ替える話」
であり、
「そんな親の想いが重くて成長を阻害されていた子供が、自分からその殻を破って成長しようと足掻く話」
です。

現実の伝承の通り、悪夢を喰らう「獏」であるユメタとその母親ですが、
ユメタは悪夢と戦うことがまだ出来ないほど弱い妖精です。
そして、ユメタは夢の中で子どもと遊んでいても目が覚めれば子供はいなくなり、
自分のことも忘れてしまうことに寂しさを感じていた。

母親はそんなユメタの悲しみを見て、子供たちを「夢に閉じ込める」ことでユメタがずっと皆と遊んでいられるようにします。
ユメタママは自分がしていることを悪いことだとは全く思っておらず、息子もそれを甘受している。

しかし、プリキュアたちのある「活躍」によってこの母子が間違いに気付かされ、
自分のしていたことは間違いだった、自分のしたいのはこんなことではなかったということに
気付かされ、ユメタが勇気を振り絞る展開となるのですが、
それについては映画を見て下さい。
多分、私より文章の上手い人がもっと上手い説明をしてくれると思います。
私の今の説明力ではこれ以上上手くまとめられません。ごめんなさい。


さて、「夢」と言えばプリキュアシリーズという作品の主軸ですが、
作品で何度も描かれてきたこの「夢」が、ユメタの状況とマッチします。

プリキュアたちが、夢の中に閉じ込めた子供たちを助け出そうとしていることを知ったユメタママは、
プリキュアたちまでも夢の中に閉じ込め、スマプリで出てきた「怠け玉」のような虚構の夢の世界に閉じ込めてしまいます。
そんな夢の世界では、
学校の先生になったのぞみ、作家になったこまちさん、総理大臣になったマナちゃん、漫画家になったやよいちゃんと、テレビで彼女たちの活躍を見ていた人なら誰もが覚えている筈の「夢」が叶った幻を見せられて一見幸せそうですが…
これに対して「これはおかしい!!」ということに皆が気づく場面で、最初に気づくのが、のぞみなのです。

プリキュアを見ている子供はひょっとしたらリアルタイムで「プリキュア5」を見てはいなかったかもしれませんが、少なくとも大きなお友達である私は覚えています。夢原のぞみという人間を。

のぞみという人物は、元々何をしても失敗ばかり、勉強もダメ、スポーツもダメ、何をしても続かない、所謂「落ちこぼれ」でした。
しかし、何かを目標に定めた時の、
一直線さ、一所懸命さは(見ている人なら)誰もが知る所であり、
それによって何度も仲間を精神的に救っていることは語るまでもありません。

そんなのぞみが、「夢」の中で学校の先生として教壇に立ち、古歌を黒板に書く時、
彼女は書いてる途中で内容をど忘れ。
すると、光ったチョークに引っ張られるように続きが書かれ、生徒たちから「すごい」と拍手が…

それに対して、「これは、都合のいい夢なんだ」と断言する場面は、
普段人一倍、いや二倍も三倍も頑張っているのぞみの背景と相まって、
抜群の説得力を生み出しているのです。
そしてのぞみが気付いたのを皮切りに、竹を割ったように、
他のプリキュアたちも夢の世界に閉じ込められていることに気付きます。

それが、OPで流れていた映像と化学反応を起こすのです!!

特に強烈な化学反応だったのは、Splash Starの、キュアブルームこと、日向咲の場面です
「虚構の夢」の中で、咲は愛する両親の跡を継ぎ、パン屋さんになっていました。
パンも上手に焼けて、お客さんも毎日来て、お店は大繁盛…
しかし、いつも毎回上手に焼けるパン、お店に毎日お客さんが行列を作るという状況に、
「これはおかしい!!」と気づく時。
OPで、失敗を重ねながらもパンを美味しく焼くのに成功して喜んでいた咲の場面と対応しているのです。
のぞみについても、仲間たちと一緒に勉強する場面があったり、
フレッシュプリキュアの皆さんがダンスの練習をしていたり…

「自分の力で努力を重ねて、その努力を積み重ねた結果掴みとる、『将来の夢』」と、
「他人の力で見せられる、何の努力もしていないのに全てが上手く行く『虚構』」
きれいな対比が出来ていて、さすがの一言!


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

さて、私が気付いた「かため」の話はこのくらいですが、
ここからは映画の演出とかそういうのとはあまり関係のない、「やわめ」の話を少しします


・「カメオ出演」について

実は、私はNS2について1つだけ、どうしても気に入らないポイントがありました。
それは、「カメオ出演」がなかったことです

思い出して下さい。
DX1で、最後のダンス大会の観客の中に、三色団子の皆さんが、美墨夫妻が、星野くん等々今までのプリキュアの脇役の皆さんが、全員集合していたことを。
DX2で、ブンビーさんがフェアリーパークの入り口で「何グズグズしてんだよ早くしろよ~!」と野次を飛ばし、ボトムの襲来に怯えるみのりちゃんを連れ、満と薫が一緒に逃げていたのを。
DX3で、劇場版のゲストキャラの皆さんが時々カメラに映っていたことを。
NS1で、ももかやミユキさん、ラブママ、美希ママ、和希などなどこれまた脇役の皆さんが集合していたことを!

どこで誰が出て来るのやら…と思っていたのですが…私はNS2を見てがっかりしたのです

「なんで懐かしのキャラが誰も出て来ねえんだよ!!ヽ(`Д´)ノ 」と。

しかし、今回については心配ご無用。
一度見てで気付いた限りだと、

・育代さん
・アカネのママ
・ダークフォールの幹部5人

が確認できました。
もう一回見たいと思っているのですが、見たらまた気づくかも。


・剛力彩芽さんがゲスト声優として出ていることについて

えー、この話について具体的な意見を言うとコメント欄が荒れそうなので
しない方が懸命と思うかもしれませんが、避けて通れない話とは思うので、彼女の話もします


ハッキリ言いますが、
この映画におけるあらゆる要素を100とした場合、
剛力彩芽が出てるとか彼女の演技の上手い下手とか、
そういう部分の占める割合は完全無欠な0です。


私が彼女に対して特にこれといった感情を持っていないからなだけかもしれませんが、
剛力さんが出ているということは全く気になりませんでした(どこで出ていたかはすぐ分かったけど)。
所々で、ちゃんと幼女っぽい声も出せてたし、俳優でない私が変なことをを語るのは烏滸がましいと思うので、彼女が出ていることそれ自体や演技についてはこれ以上言及する気はありません。

しかし、私は敢えて言いたい。

「アイツが出てるからNS3は見ない」とか言ってる皆さん、
そんなことはこの映画を見るのを拒否する理由にはなりません!
そんなのは、「ケンコバが吹き替えてるから」と言ってパシフィック・リムを見ないことであり、
「AKBが出てるから」と言って「ウルトラマンサーガ」を見ないのと同じこと!


というわけで、剛力彩芽が好きな人も嫌いな人も、どっちでもないという人も、
プリキュアが好きだという人、皆、見て下さい、オススメです(宇多丸さん風に)!


こんな感じで、時々ブログも思い出した時に更新することにしました。
映画の話でもしようかな、と思います。
ブログの方しか見てないという人がいましたら、一応言っておきますね。
私は生きてますよー、元気ですよー(笑)

映画「聖闘士星矢 Legend of Sanctuary」 感想

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皆さん、またまたお久しぶりでーす!
映画の話をすると言っておきながら前回の更新からもう3ヶ月弱。またまたまた長いこと更新が滞っておりましたごめんなさい!
…というわけで、昨日は7月1日だったので、話題の映画(らしい)、
「聖闘士星矢  Legend of Sanctuary」を見に行って来ました!
そのレビューを書いてみようと思います!



「男坂」「リングにかけろ」などでもお馴染みの漫画家、車田正美さん。
そのデビュー40周年を記念して、世界的人気を誇る同氏の代表作、
「聖闘士星矢」の中でも特に人気の高い「十二宮編」が遂に映画化。
原作者の車田正美先生本人が製作総指揮を担当し、ゲスト声優として城戸沙織役にはももいろクローバーZの佐々木彩夏さん、
城戸光政役には俳優の大杉漣さんをお迎えして、
フルCGにて6月21日に公開されておりました。

という感じに概要は説明すればいいかな。


さて、私の感想なのですが、
この映画を見た後の私の中には、2つの気持ちがぶつかり合っております。

1つ目は、
原作の方がもっと面白いよね…
でも、スタッフ・キャストみんなすげー頑張ってるじゃん!よくやってくれてるよ!


2つ目は、
スタッフ・キャストみんなすげー頑張ってるじゃん!よくやってくれてるよ!…でも、原作の方がもっと面白いよね~

これが私の端的な感想です。

色々と言う前に、1つこれだけは言いたいので、ツッコミさせて下さい。

原作とアレが違うコレが違うって叩くのやめろ!

「聖闘士星矢十二宮編」は、
アニメでは24時間くらいかけてようやく終了したお話なわけですが、

それを原作通りにやろうとしたら90分じゃまとめられないし、多少展開を曲げざるを得ないことくらい分かれ!

ええ、ええ、分かりますよ。
人によっては「あれ?」ってなる展開があることくらい。
原作で「誰か私の馬になれ」なんて言ってた
沙織さんがこの映画だと何だかしおらしい乙女
になってたり、
原作の序盤で星矢のライバル的存在だった
カシオスの出番がゼロだったり、
原作では男だったミロが何故か女性になってたり、

色々と文句言いたいことは分かりますよ勿論!

主役張ってスピンオフ出来るようなやつが90分の中に何十人も出て来て、
尺の都合で1つ1つの戦いが短縮、場合によってはカットされた結果、
心情描写やキャラ同士の因縁とかの掘り下げを放棄している
という所は、
確かに原作にあった魅力がなくなっていて、明らかなマイナスポイントですよ。

原作通りに行かない、カットされた戦いやら展開やらがあったせいで
割りを食っている人がいて、そこが人によっては不満になるかも。

特に、魚座、アンドロメダ座、そして鳳凰座の人はそこんトコロ覚悟して見に行った方がいいです(笑)


でも、でもでも!
私はこの作品について1つ、これは高く評価したいと思う所がある!

それは、「ウジウジ系リブート」をしなかったことです。

平成ライダーとか、シンケンレッドや綾野剛さんが出てたガッチャマンとか、最近のヒーロー番組・映画ではヒーローが戦う理由を見いだせなくなって悩むという展開、よく見ませんか?

今は「リアル化志向」とか言って、ヒーローを戦う理由について悩ませるというのが最近のトレンドなのか?
と思うことが昨今の私には多々あります。
ヒーローがヒーローとしては最強なのに、ヒーローとして頑張れば頑張るほど周りとの関係がこじれて行くのに苦しむ話とか、まあそれはそれはよく見ますよ。自分の中の正義が揺れたりなんていうのも、それこそ「価値観の多様化」ってやつですかね?

ひょっとしたら、ヒーロー番組の作り手の中に、自分が信じる正義の為になりふり構わず戦うとかそういう王道がカッコいいと思えない…
言い方を変えると、
「ヒーローのカッコよさを信じられなくなった」人
(by ライムスター宇多丸師匠)が増えたからのかもしれません。

しかし、私はそんなネガティブ要素は「ヒーローもの」においては最低限にすべきだと考えています。
だって、無敵のヒーローが1人の人間として悩むのならともかく(ハルクとか)、ザコをやっつけるのに精一杯なやつとかが戦う理由が分からない云々言ってても「じゃあやめれば?」ってなって終わりじゃないですか。

事実、2009年のロバート・ダウニーJrがやった「アイアンマン」は、そんなウジウジを取っ払って、
「王道」の真ん中を行って大ヒット
したわけで、私は今でも王道のヒーローってのは必要だと思うのです。

そこんところ、この映画は素晴らしい。
「自分が信じる正義=アテナである城戸沙織を守ること」にどこまでも忠実に戦う星矢たちの姿は、
本当にヒーローしてる!


そしてその「ヒーローさ」を前面に出したことで、「聖闘士星矢」の魅力を壊すことなく発揮し、好印象となっています。
聖闘士星矢の本質であるヒーローさはしっかり出来ているので、私なんかは、

「これ、原作と違う感じになってるけどアリかな?…アリだよなぁ!」

と、不思議と寛容な心で見ることが出来る
そんな映画でした。
特に、星矢の原作通りの明るい熱血な「いいやつバカ」なキャラと、
彼の映画内でのピクサー的な動き(例えると「トイ・ストーリー」のウッディ的な)が丁度よく合わさって、かなり好感度の高い、可愛いキャラとなっています。
あと、十二宮がある聖域(サンクチュアリ)のデザインが
今作では一新されており、スターウォーズで出て来る
ような空に浮かぶ未来都市的
なものになっていて、
これはこれでカッコいいじゃん!

確かに十二宮編前後にあった原作の展開がないし、
十二宮編原作の内容からもかけ離れた展開になるせいで
色々と変になってる部分はありますよ。

それで説明不足と超展開のオンパレードになってるのは認めますよ。
デスマスクが巨蟹宮の亡霊たちにコーラスさせて
ミュージカル始めちゃった
のには爆笑でしたよ。
声やってた平田広明さんもノリノリでしたし。
最後にサガがFFのラスボスみたいな巨大モンスターになっちゃったのには笑いましたよ、ええ、ええ。

でも!でもでも!
その点をも含めて、聖闘士星矢としての根底にあるノリがブレていないのでカタルシスも生まれる。私が今年見た映画の中ではプリキュアオールスターズNew Stage3なみの快感でした。

その快感に最後まで漬けてもらう為に、最後のスタッフロールでは女性用シャンプーのCMに流れてるような曲じゃなくてNOBさんのペガサス幻想を流して欲しかった…ということも脇に置いて、
「もうウジウジ悩むヒーローの姿は見たくない!王道の、
信じたものの為に戦うカッコいいヒーローが見たいんだ!」と飢えている人

特に、聖闘士星矢の原作を全く知らないという人に
こそ、是非見ていただきたい一作でございます!

おすすめです!!!

※書きたいことは他にも色々とあるので、後で色々他の話も投稿予定です。楽しみにしてる人がいたら、お楽しみに!


映画 聖闘士星矢 Legend of Sanctuary 感想その2

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はい、こんにちは!聖闘士星矢 Legend of Sanctuaryの感想、
午前に書けなかったことを書きます!

今回の話題は、こちら。

・音楽の使い方について

え~っと…これは、私が感じた「悪かった所」です。

皆さんもひょっとしたら印象に残っているかもしれませんが、
この映画では、インパクト抜群で、
非常にカッコいい音楽が使われていました。
※というか、実はこの映画の中で使われてた曲は
  これしか私は覚えていません(笑)

http://www.youtube.com/watch?v=0Imo5ffEYb8

この文章のすぐ上にリンクを張っておいた、公式のトレイラー映像の
20秒あたりから流れている、
「ジャアアン…ジャン、ジャン、ジャアアアアン!!ジャアアン!!」
という、アレです。

この曲、星矢が劇中で沙織を颯爽と助け出し、
犬の首輪の名札みたいなのを投げてペガサスの聖衣箱を召喚、
何があんなに激しく動いているのか全く分からないスピードで
オブジェにトランスフォームした所を踏み台のようにして跳び、
バラバラバラバラッ!となってどこがどこにくっ付いているのかも
分からないまま全身にアイアンマンよろしく装着されて「変身」、
あっという間に敵の聖闘士を撃退する、
というそれはそれはカッコイイ場面で流れていた、
それはそれはカッコいい曲なのですが…

ですが…


折角の処刑用BGMなんだから、
乱発はやめようぜ!!


※処刑用BGMとは、アニメで相手を倒している時などに使用される
専用のBGMのこと。ヒーローが相手を倒す場面などに
セットで流すことで、視聴者のカタルシスを高める効果がある。

最初はいいんですよ。カッコいい!!って思えますから。

しかし。平均して10分から15分に一回くらいの
頻度で使われると…クドい
非常~にクドい!


多分、いわゆる処刑用BGMとして使っているつもり
なのでしょうが…やっぱりクドい!!

2回くらいならまだいいのですが、多分5回以上は
使われてた気がします…すみません正確な回数は数えてません(笑)

処刑用BGMにしたって、普通のアニメや特撮番組の場合は
番組の最後に一回だけ使って終わりです。

しかし90分の中で何度も使われると、記憶には残りますがー…クドい!!
記憶が曖昧なのですが、この曲は敵から一本取る場面で
必ず流れていた気がします。

※記憶が曖昧です。大事なことなので2回言いました。


1回目。さっき言った、星矢たちが勢揃いして
沙織を襲った聖闘士たちを一網打尽にする場面で、

ジャアアン…ジャン、ジャン、ジャアアアアン!!ジャアアン!!」

( ・∀・)おお、カッコいいじゃんこの曲!



2回目。確か金牛宮でタウラスのアルデバランと戦ってた時に
星矢が牡牛座の黄金聖衣に傷を入れる場面で、

「ジャアアン…ジャン、ジャン、ジャアアアアン!!ジャアアン!!」

( ;・∀・)ん?この曲さっきも流れて無かった?
     …処刑用BGMの位置付けなのかな?



3回目。黄泉比良坂で蟹座の聖衣が外れながら
紫龍がデスマスクをボコる場面でまた、

ジャアアン…ジャン、ジャン、ジャアアアアン!!ジャアアン!!」

( ;;・∀・)おいおいおいおい!まさか勝利の場面で毎回流す気か!?



そして、確か4回目。氷河をデスマスクから助けた、
アクエリアスのカミュが戦いの場を宝瓶宮に移して

氷河とオーロラエクスキューションをぶつけ合う場面で、またまたまた、

「ジャアアン…ジャン、ジャン、ジャアアアアン!!ジャアアン!!」

`;:゙;`;・(゚ε゚ )ブーーーーーーーーーーーーッ!!

と、私の反応はこんな感じです(笑)

この「何度も同じことを繰り返して笑いを誘う」というやり方。
お笑い用語で…最近は一般でも使うことがあるそうですが…
「天丼」と言います。

また同じことを言いますが、「処刑用BGM」というのは
まれにしか使われないからこそ、流れた時に
「キタ━(゚∀゚)━!」というカタルシスになるのであって、
戦って勝って戦って勝ってが10分に一回くらい繰り返される映画で、
同じ処刑用BGMを何度も使うと食傷気味になってしまうのです。

音楽担当の池頼広さん、そこは、
「基調になる部分はちゃんと分かるようにしつつ、
少しずつ全く違う曲にして流すことで差別化する」

ということは出来なかったんですかね?

…あ、あの曲好きなんだよって人、すみませんでした。

以上、音楽の使い方に物申す!のコーナーでした!
ではまた次回まで、さよなら、さよなら、さよならノシ

「GODZILLA」感想

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こんにちは、いつもニコニコあなたのとなりに映画による癒しを。
特撮大魔王でございます。

夏休みに突入しましたが、皆さん遊ぶ予定はありますか?

彼氏・彼女と遊園地? いいじゃないですか。目一杯嫉妬してあげますよ。
ウルフェス?いいですねぇ。私も勿論行きますよ。
川遊び?うん、確かに夏には冷たい所で涼むのも一興。水の事故には気を付けましょうね。

そして私が行くのは映画館。冷房が効いててサイコー!(ソコかい)

というわけで、昨日見てきました映画は、こちら!!

「GODZILLA」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1954年に誕生して以来、世界50カ国以上で放映され愛される日本の「怪獣王」が、ハリウッドの手で「ちゃんと」新しい姿になってスクリーンに10年ぶりに帰還!
監督は第一作「モンスターズ/地球外生命体」で脚光を浴びた期待の新人、ギャレス・エドワーズ
主演に「キック・アス」で主人公のヒーローを演じ、来年公開予定の「Avengers:Age of Ultron」にも出演予定のアーロン・テイラー・ジョンソン、日本からは世界の渡辺謙を招いて撮影されました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

※ここでは私の文才もありまして、他で言ってないような真新しいことは書きません、書けません。念のため。

まず、感想を一言で言います。

「やっぱりマグロ食ってるやつとは違うな」

分かる人には何が言いたいのかは大体分かると思います…「アレ」がいい感じにハードル下げてます(笑)

しかしそれを差し引いても、普通に面白かったです。

私はゴジラ2014の下馬評を聞いていて、
「『家族愛』がテーマ?………え~?ゴジラで家族愛~??」と見る前は思っていたんです。
ホントすみませんギャレス監督。舐めてました。

この映画、中々良いですよ。
怪獣映画としても、
怪獣に振り回される人間の映画として、ね。


ゴジラという作品は非常に人気が高いし、言いたい事を具体的に文章化するという力に未だ欠ける私の文では上手に表現できませんが、「怪獣」の描写が本当に素晴らしい!

そして、
人間になど目もくれず「あ、なんか移動するのに邪魔な橋がある…ま、いっか!無理やり突っ切っちゃえ♪」
みたいな感じで怪獣映画の約束通り金門橋をぶち壊すくだりとか、
戦車や戦闘機に攻撃されてもまるで意に介さずズンズン進む所とか、
マイペースで行くゴジラには可愛らしさすら感じます(笑)

そんなゴジラの描写は良いのですが…1つだけ文句を言いたい。


ムートー!お前目立ち過ぎ!!!


一番最初の「1999年にフィリピンで謎の卵と化石が発見されて~」のくだりで、
ゴジラキタ━(゚∀゚)━!と期待して、
アーロン・テイラー・ジョンソンが、封鎖されてた原子力発電所で眠っていた謎の生物が目覚めるのを父と一緒に目撃する場面で、誰もが思った筈です。

「来た!ゴジラ来た!さあ暴れろ!東京を破壊しろ!!」

と。

…そして出てくる謎の、
GODZILLA…じゃなくてGOKIBURIみたいな怪獣。

(# ゚Д゚)<誰だお前わああああああああああああ!!!!

その後も人類への驚異として描かれるのは主にムートーの「つがい」で、ゴジラは「なんかもっとヤバいやつ」として描かれている感じが私にはしました。

それをゴジラが普通に無双してやっつけて最後は一吠えして海に潜って帰って行くってのを見て、1954年のゴジラのような「驕り高ぶる人類に裁きを下す怒りの神」のイメージを持つ私はこう思ったのです。

「…コレジャナイ」と。

すみません、私映画で見たことあるのが54年のゴジラと、84年のゴジラと、「VSデストロイア」と、「×メカゴジラ」と、「FINAL WAR」だけであとは本で読んだだけなんですすみません。


ゴジラ!もっと人類に敵意むき出しにして暴れろよ!
戦車隊や戦闘機に反撃しろよ!

「人間共!俺の怒りを見ろ!恐怖に慄け!俺の視界に
入るやつは人間だろうが怪獣だろうが容赦しねえ!
全員まとめてかかって来やがれ!」

そんな感じで暴れてくれよ!
放射熱線はムートー以外にも使えよ!


…多分、ギャレス監督のゴジラ像は「三大怪獣地球最大の決戦」みたいな、ヒーロー的存在なんでしょうね。
でも、違うゴジラのイメージを持っていた私には、そこが大きいマイナスポイントになってしまいました残念なことに。


と、いうわけで、ゴジラに対して「ヒーロー怪獣」としてのイメージを持っている人は問題なく楽しめると思います(笑)。
これから見に行くという人は、「人類に裁きを下す怒りの神」のイメージが出来るだけ弱くなるように、54年版や84年版ではなく、「三大怪獣地球最大の決戦」など「気に入らない相手がいたのでブチのめしてたら結果的に人類も救ってました」というスタンスのヒーロー的イメージを膨らませてから、
そして、「ゴジラ」ではなく、
本当のタイトルは「ゴジラ対ムートー」だということを覚悟して見るのが、
オススメです!


何だか褒めてるんだか貶してるんだかという感じになりましたけど、
面白いですよ。念の為(笑)。

C86 1日目!

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皆さんこんにちは。映画の話以外にも出来るんですよ私。特撮大魔王でございます。

コミックマーケット86に参加した皆様、お疲れ様でした。
人によってはあと2日ですが、疲れたのを脇において
レポをしたいと思いま~す。

私が購入したのがこちら。


我ながら随分沢山、それもプリキュアの本ばかり購入したものです(^_^;)
ここにはありませんが、R-18のものも1つ購入させてもらいました。
18歳未満の人がこの記事を見てるかもしれないので、
写真には入れてません。作者のogiさん、すみません。

そして人性で二度目の「スケブ」というやつをお願いしてみましたが、結果3枚ゲット出来ました…が、
スキャナーがたったさっきおかしくなったので、いただいたスケブは治ってから改めて投稿することにいたします。

週刊少年スイッチさん、ogiさん、そしてやまのたかしさん、
ご了承いただければと思います。


そしてコミケと言えばもうひとつ。
忘れちゃいけない、コスプレイヤーの方々…なのですが。
現在、撮った写真の画像に写り込んだ一般の方の顔に
白を塗る作業をしていて時間がかかりそうなので、
一旦ここで区切らせてもらいます。
続きは、多分また1時間半分くらい後に。

特撮大魔王でした。

C86 1日目! その2

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ちょっと遅刻して、コスプレの写真を載せましょう!

※一般の方に配慮して、一部モザイクを使用させていただいています。
※私が個人的に好きだったコスの人の写真は大きめにしています。

ではどうぞ!

最初に撮影したのは、東4~6ホール外の広場で撮りました、
ハートキャッチプリキュアのキュアブロッサムさん。






そしてそのすぐ近くにいました、キュアリズム






そしてスケブを回収した後、西に向かって色々探していたら…

コラコラ、トリンさん
男性陣を放ったらかしてアミィと何してるのよ二人きりで。
どっかの一時間後の世界でプリキュアに抱きついた
あの某青い邪神じゃないんだから。

今のは冗談ですが。
そして、



鳳蓮先生と、




お仲間のクウガとファイズさん、ありがとうございました。
取り敢えず鳳蓮先生には30分前の世界に行って
あの女たらしをしごいてあげて下さい(しつこい)

少し歩くと、

やっぱり誰か絶対やると思ってはいましたが、やはりいました。

2014年上半期・お騒がせトリオ。

ウケ狙いでこういうのをしてる人が必ずいるので、
コミケに行く時はニュースも見ておきましょう。


マインクラフトさん、脅し文句がスケッチブックに書かれてたと
思うのですが、残念なことに日光で見えず。





そして、私が見かけて脳髄にビビビと来ました、この人。




パパパッパッパッパッパッパララッパッパッパッ♪
だ~れだ?


…ポケモンがこのアイキャッチだった時のことを覚えてる人は果たしてこのブログを見てる人の中にいるのだろうか。
という古いネタはさておいて。

正解は、


チャラララッチャッチャッチャッチャッチャッチャ♪
ワンピースのルフィのコスプレをしたナミ!

(鳴き声はカットで)


実はそういうフィギュアが発売されたというニュースを前に見たことがあってたまたまこのネタは知ってました。他の人には「サラダ食べて海賊王」のルフィと勘違いされていたそうです。
本物のナミだったらあの衣装は絶対着れないですが(ボタンが…)。
しかしこの方のような美乳&美脚だとルフィの衣装もよく映えるということが分かりまして、
いやはや、眼福、眼福…すみません。

黒咲サク様、可愛い名刺ありがとうございました。
ナミコス、一目惚れでした。
な~んて、ここで言っても意味ないか。







で、その後はというと…



「キルラキル」から、喧嘩部立ち上げの時の流子とマコさん
暑そうなので、写真を撮らせていただいたお礼として冷感スプレーなんかを差し入れすると喜ばれます。参考になれば。




…はい、次。




絶賛放置中、ジョジョ3部からポルナレフさん
…何の時のポーズだったっけ、これ。


FF7は実はティファ(右の人がしてるコス)が巨乳ということ以外実は知りません(笑)
夢を持って、ティファさんのは彼女の自前のおっぱいだと信じます(すごい失礼!)

という感じで歩いていたら、すごいの見ちゃいましたよ私!



またまた「キルラキル」から。鬼龍院皐月×3!



流子が2人!?

からの~




そろい踏み!
流子コスの人は衣装が黒色なのでこの時期は辛いでしょうな~

一番左の方と一番右の方は、3日目にサークル参加をする予定ということだったので名刺もいただいておきました。かんな様・荊城チカ様、ありがとうございました。

そしてそんなこんなで4時になり、1日目は終了。
写真の編集で時間を取られましたが、どうにか久しぶりに当日中にレポ出来ました…って、気が付いたら日付変わってるじゃん。
というわけで、コミケ2日目に備えて本日はここまで。また明日のお楽しみ。ありがとうございました。

チャンチャン♪

C86 2日目 画像編集は終わらないよいつまでたっても

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こんにちは。コミケが終わり、現実に戻って参りました。

まずは、何故2日目と3日目のレポを当日中に書けなかったのか、
言い訳をさせていただきます。


撮った写真が多すぎて画像編集が終わらないんだよ!!(TдT)


映っちゃった一般の人の顔にモザイクをかけたり、
アメブロで使える2メガ以下の容量にする為に
トリミングしたりするのがいつまでたっても終わらないんだよ!撮った写真が多すぎたんだよ!



以上です。言い訳が終わった所で、始めます。

2日目。この日は特にお目当てのものも無かったのでコスプレエリアの写真撮影に回っていました。これが後の編集地獄を生むことなど、知る由もなく。

まずは会場入り口近くのモニター下広場。ここでまず撮ったのは、



本物そっくり、ワルイージ。相方がいたら面白かったかも?


そしてそのすぐ横を見るといたのが、



アイマスから、菊地真さん。昨日も真コスは見かけました。地味に人気です。

にしても、なかなか忠実に再現出来ているじゃないですか。
特に平たい胸のあたりが…おっと、誰か来たようだ。

…何だ、宅配便か。

 

うーん、ザクとは違う人ですか。
「着ぐるみ系」コスってやつ(名前は今付けた)は夏には辛いでしょう。
…本当に暑そう。熱中症にはご注意下さい。

そししてこちら、左から「食い倒れ人形」「不思議の国のアリス」
なんと左の方は私服の着こなしだけで食い倒れ人形のコスになったそうです。頭良いなあ。


モニター下エリアは人が少なかったので、以上の5人の方の撮影をした後は庭園エリアまで向かうのですが…ここから撮影地獄と編集地獄が始まるのでありました。

続く!

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