それじゃあどんどんやってみよう!場面変わって、あいつらの登場だ!
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〈4月♥日 雄宗大学 学生食堂〉
美「ふむふむ。弦太朗が入学式当日に友達になった子の友達が。その子の大学入学祝いのパーティを開催する予定になっていて、それに弦太朗も誘われている、と…」
スラリとした20歳ほどの女性…風城美羽は仲間たちと一緒に仲間の一人の話を聞いていた。
「仲間たち」とは、今から半年ほど前までともに戦った、「仮面ライダー部」のことである。
彼らの元々の活動拠点…「仮面ライダー部」の面子の母校、天ノ川学園高等学校のロッカーと不思議な力で繋がった月面基地、ラビットハッチは崩壊した。今の彼らの拠点(といっても活動といえる活動はしていないが)は、流星たちが入学した雄宗(ゆうしゅう)大学こと、「雄大」の学生食堂である。
弦「そう!いいだろ?美羽と隼が俺たちの入学祝いをしてくれるのは嬉しいが、どうせなら大人数でやろうぜ!お前らにも紹介すっからよ!俺のダチを!」
そう口にした、「鶏さんみたいな髪」の男の名は如月弦太朗。かつて天ノ川学園高等学校で流星が出会った彼は、「この学園の全ての人間と友達になる」と言ってのけた。
今はその「天高」も卒業し、「雄大」に入学した。今の夢は、「この世界に生きているやつ全員と友達になること」らしい。
J「で…弦太朗さん、その友達になった人ってどんな奴なんっすか~☆」
次に口を開いたのはチャラ男風の男、JK(ジェイク)こと神宮海蔵。
賢「弦太朗のことだ。きっとまた変人と友達になっているんだろう。」
生真面目そうな男、歌星賢吾はそう言ってクスリと笑った。
?「あれ?げんちゃん!どうしたのその格好?高校生みたい!」
「仮面ライダー部」の一同が学食で寛いでいた所に、一人の女性が会話の輪に入ってきた。
前日に流星と邂逅したりんの友人、夢原のぞみである。
弦「お!のぞみか!この格好は…俺の『あいでんてぃてぃ』だ!」
彼の「あいでんてぃてぃ」とは、
髪の毛をオールバックならぬ「オールフロント」にしたようなリーゼントヘアー、
高校生でなくなったら「ジョジョの奇妙な冒険」の空条承太郎や東方仗助のコスプレでもしない限り一生着ることはないであろう学ラン、
そしてダボダボのズボンという、
今となっては「絶滅危惧種」な昭和の不良を連想させる服装のことだ。
賢「ほう…弦太朗もそんな難しい言葉を覚えたか…」
からかい半分の顔で賢吾が笑う。
隼「…弦太朗。そちらのレディは?」
美「もしかして…さっき言ってた、大学生になってできたお友達かしら?」
雄大アメフトサークルの「キング」、大文字隼と、美羽が弦太朗と親しげに話す目の前の女性について尋ねてきた。
その質問を待ってましたとばかりに、弦太朗は顔をにやけさせて声高に叫んだ。
弦「おう!よくぞ聞いてくれたな!こいつは大学生になった俺のダチ第一号、のぞみだ!」
弦太朗はのぞみを座らせ、仲間たちに紹介した。
J「ん~、流石弦太朗さん!大学生になってもブレてないっすね~☆」
友「…平常運転。」
JKの横で、ゴス風の格好をした少女の野座間友子も弦太朗の歪みのなさに感嘆していた。
の「おおぉ~!昨日の面白拳法の人…の友達さん!」
流「ん?確か昨日花屋で会った…って!それ、全部おまえ一人で食うのか!?」
のぞみが持っていたお盆に乗った食べ物の量に気がつき、流星は驚愕の声を上げた。
流星が驚くのも当然のことだろう。ラーメンに使われるような巨大な茶碗、もといどんぶりに、「マンガにほんむかしばなし」を彷彿とさせるギガ盛りのご飯。その横の特大のお皿には、自分の握り拳ほどの大きさのハンバーグと白身魚のフライが敷き詰められ、その脇を山盛りのフライドポテトとキャベツの千切りがこれでもかとばかりに固めていた。
の「え?これくらい普通だよ~♪」
と言ってムシャムシャ食べ始めるのぞみを見て、流星は開いた口がふさがらず、呆然と立ちつくすのみであった。
弦「せっかくだから、紹介しとくぜ!こいつら、高校での俺の最高のダチ、仮面ライダー部のみんなだ!」
賢「俺は歌星賢吾。この雄宗大学工学部宇宙工学科一回生だ。」
ユ「同じく工学部航空工学科、城島ユウキで~す!」
友「天ノ川学園高等学校3年生…野座間友子です。」
J「友子ちゃんと同じく天高3年生、JKです!」
隼「仮面ライダー部のキング、大文字隼だ。」
美「ライダー部会長、風城美羽よ。」
一同『よろしく!』
の「おおおおお!流石げんちゃん!お友達多い!全部で何人いるの?」
弦「日本だけでも1000人はダチがいるぜ!」
の「1000人!!?…すごい、負けた。わたしはげんちゃん含めて30人ちょっとだよ~…」
弦太朗の友達の多さにのぞみは仰天する。
流「30人強…十分多いと思うぞ。俺は、友達は量より質派だったから友達と呼べるのはこいつらと次郎、あと俺が勝手にそう思ってるだけかもしれんが、京也くらいだ。全く、羨ましいもんだ。」
京也はただの道場の同門であり、「友達」と一方的に捉えるのは失礼だと思っていたが、流星がのぞみをフォローした。
美「そういえば…あなた、もしかしたら私の友達を知ってるかもしれないわ。」
の「?」
美羽が言う「友達」というのが誰なのか、推察はさほど困難ではないだろう。
ここで尺が丁度いいので、一旦話を区切ろう。
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「あの人は今」のコーナー
人数がすごい多いので、まずはプリキュア側から。
①夢原のぞみ…1993年11月8日生まれ(劇場版5GoGOの封切り日。のぞみの誕生日が祝われている。)
19歳。現役時代に大学受験に失敗、一浪して雄宗(ゆうしゅう)大学教育学部に入学。学校の先生という夢に向かって勉強中。ちなみに複数合格した候補の中で学食のご飯が一番おいしかったから雄宗大を選んだ。弦太朗とは、入学式の席が隣で、会って30秒で友達になった。サンクルミエール学園のある国語教員と恋愛関係にあるとかないとか。身長は168cmで、ブラのサイズはDに近いEカップ。しかし本人は大きい胸は邪魔だと思ってる。
②夏木りん…1993年4月5日生まれ(竹内順子さんの誕生日)
のぞみと同じく二十歳になる。アクセサリーデザイナーという夢のため、のぞみと同じ雄宗大学の、芸術学部に入学(彼女は現役合格なので、二回生)。実家の花屋を手伝う傍ら、新しいアクセサリーデザインを夜に行うという生活。デザインしたアクセサリーは実際に製作し、店頭に並べている。身長は6年間の間でかなり伸び、こまちより高い、174cm。仲間内では一番貧乳のBカップで、その事を悩んでいるが、どいつもこいつも無意識に傷つけてくるので口に出せない。
③春日野うらら…1995年1月22日生まれ(カレーの日)
18歳。女優という夢に向かってスターの階段を駆け上がり中。最近出したシングル、「はじける鼓動(ハート)」がオリコン一位となり、人気に拍車をかける。いまや「春日野うららを知らない日本人などいない」と言っても過言ではない存在。弦太朗や流星は彼女の大ファン。大学には行っていないため、最終学歴は高卒。身長は6人の中で一番低い160cmだが、胸のサイズでりんを追い越してブラのサイズはCカップ。
④秋元こまち…1993年3月10日生まれ(ミン、ト→3、10)
生まれた年はのぞみたちと同じだが、早生まれなので学年はかれんと一緒。20歳になり、雄宗大学文学部三回生。文芸サークルに所属し、小説家という夢を目指しながら、休日は友人が経営するアクセサリーショップを手伝う日々。その店長とはイチャラブだとか。余談だが、6人の中では一番胸が大きく、ブラのサイズはなんと驚きのHカップ。身長171cm。巨乳で売ってるアイドルの、及川雫にも負けてない。
⑤水無月かれん…1992年8月1日生まれ(水の日)
優宗大学医学部三回生の21歳に。
これで正真正銘、本物のBBうわなにをするやm
(年齢が見た目に追いついたとも<この文章は浄化されました>)
くるみとはレズップルというのがもっぱらの噂(真実?)
5人の中で一番身長が高く、身長178cm。ブラのサイズはDに近いCだが、
そういう下世話な話題をふられると恥ずかしがって口を閉ざす。
⑥美々野くるみ…1993年6月1日生まれ(牛乳の日)
高校卒業後は、大学に行かずにある人物の従者として働き中。どうやら裏の顔があるらしい。身長167cm。ブラのサイズはDカップだが、ほかの場所にもいらない肉がついているのが悩み。
ライダー編
①如月弦太朗…1994年生まれ
天高を卒業後、「いろんな奴がいる場所といえば学校!」ということで入学した雄宗大学教育学部で、のぞみと意気投合し友達になる。今の夢は「この世界に生きてるやつ全員とダチになること」。服装は相変わらずリーゼントに学ラン。今でも服装のせいで高校生に間違われるが、本人は全く気にしていない。流星と同じく春日野うららの大ファン。4年後には母校の教師となっているのだが、それは未来の話。身長183cm。
②朔田流星…1995年生まれ2月1日生まれ(演じた吉沢亮さんの誕生日)
弦太朗たちと同じく雄宗大学に入学した。入ったのは法学部。自分が仮面ライダー部のみんなと本音で打ち解けあった日(アリエスの件)から丁度1年経った記念として、弦太朗に渡す花を買いに「フワラーショップ夏木」に行く(が、結局買い忘れた)。星心大輪拳の拳士として腕は確実に上がっているものの、京也には追いついていない。うららのファン。身長170cm。
③歌星賢吾…1994年8月5日生まれ(フォーゼにて、賢吾の誕生日が祝われるお話の放送日)
18歳。優宗大学理工学部宇宙工学科に入学。コズミックエナジーの研究の道に入った。急逝したある学者の研究を引き継ぐため、現在の後継者がいる宇宙京都大学大学院に行って習うのが目標。身長171cm。
④城島ユウキ…1994年12月2日生まれ(演じた清水富美加さんの生年月日をそのまま使用)
18歳。賢吾と同じく優宗大学理工学部宇宙工学科に入学。賢吾と一緒にコズミックエナジーの研究に邁進しているが、賢吾とは違ってJAXAに行くつもり。身長163cm。
⑤JK…1995年8月7日生まれ(演じた土屋シオンさんの誕生日)
17歳。天ノ川学園高等学校三年生として、高校生活を満喫中。女好きとチャラさに拍車がかかっている。宇宙仮面ライダー部に入ったある女子生徒と誕生日が一緒で、口説こうと悪戦苦闘しているがライバルがやたら多くて困っている。身長168cm。
⑥風城美羽…1993年12月16日生まれ(演じた坂田梨香子さんの生年月日をそのまま使用)
19歳。入学した大学のチアリーディング部で活躍、再び「クィーン」として活躍中。この間雑誌の読モとしてスカウトされた。身長169cm。
⑦大文字隼…1993年6月27日生まれ(演者の冨森ジャスティンさんの誕生日)
19歳。大学生活を満喫しながら、実力でアメフトサークルの「キング」として君臨している。未だに美羽との仲を取り戻そうとしているが、悉く空振りしている。身長183cm。
⑧野座間友子…1995年10月19日生まれ(演者の志保さんの誕生日)
JKと同じく天高三年生。流星とはいい関係だとかそうじゃないとか。最近自分の脳内に渦巻く感覚を文章化するという新しい趣味に目覚めた。ライダー部メンバーでは一番背が小さく、153cm。
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オリキャラ紹介
名前:百鬼 京也(モモキ キョウヤ)
イメージCV:小西克幸(聖闘士星矢Ωの蒼摩の声)
生年月日:1994年9月8日(きょう=9、や=8)
身長:167cm
体重:80kg
体脂肪率:7%
好きな食べ物:唐辛子、カレー
嫌いな食べ物:納豆
好きなもの:料理、人の笑顔、りん
嫌いなもの:かたつむり、ワーム系の虫
一人称:僕(時々「俺」になる)
趣味:秘孔の研究
朔田流星が通うのと同じ星心大輪拳の道場の門下生。18(もうすぐ19)歳。流星と同じく雄宗大学医学部の一回生で、東洋医学を専攻している。流星の同門で、弦太朗とは流星を介して知り合っている。
流星と同じ「星心大輪拳 北斗流」を習得しており、ベースの身体能力は流星より劣るものの、拳法のテクニックや、その極意である「秘孔を突く」ということに関しては彼の方が実力は上で、秘孔の知識・技術は医療にも応用できるほどまで熟達している。ギックリ腰や、つらい肩こりも一分程度で治すほどの腕には流星も一目置いている。修行・趣味の一環として自分の体を実験台にして新しい秘孔をいくつか発見しているが、それで何回か死にかかっている。3回目の命の危機でようやく懲り、今は秘孔と鍼灸を組み合わせた独自の治療法を開発中。
人間関係においては精神的に相手と距離を取りたがる性格で、
他人とあまり口を聞きたがらない。
服装にはあまりこだわりがなく、どこでも星心大輪拳の道着を着ていく。
同じ服を何着も持っているらしい。
流星につきあわされて行った「フラワーショップ夏木」で、りんに一目ぼれしてしまう。
その直後、彼女のぎっくり腰に居合わせて治療したことで一気に距離が縮む。
現在は花屋の手伝いのアルバイトとして夏木家に迎え入れられている。
外見のモデルは「5 GoGo!」のムカーディア人間体(髪は黒い)。
一部の設定の元ネタは「北斗の拳」のトキとアミバ。